ニュースリリース

ホームソリューションの体験型展示・実証施設「Toshiba Smart Home」をオープン

2014年10月02日

 

 当社は、ホームソリューション事業拡大に向け、顧客向けの体験型展示・実証施設「Toshiba Smart Home」を社会インフラ事業の開発・製造拠点である府中事業所に建設し、本日オープンしました。本施設では、既存商品・サービスに加え開発中の技術および未来に向けたコンセプトを紹介します。

 本施設は、ハウスメーカーやマンションデベロッパーなど顧客向けのショールームや新商品・サービスの開発加速のための実証実験棟として活用します。顧客に「環境」、「こころ」、「からだ」の3つの価値を提供する「エネルギー」、「快適」、「ヘルスケア」に関連する商品・サービスを展示するほか、開発に向けての実証を行います。

 エネルギー分野では、太陽光発電システムや家庭用燃料電池「エネファーム」などの関連機器を組み合わせるとともに、当社が参画した実証実験で得た電力使用データの蓄積を生かし、生活パターンに沿った光熱費最小化に向けたソリューションを提案します。

 快適な住空間を実現するための設備としては、センサー機器と連動する全館空調設備や照明設備を設置しています。画像センサーにより居住者の動きを検知し、空調や照明を自動調節することで、省エネと快適さの両立を図ります。

 ヘルスケア分野の取り組みとしては、居住者の健康状態や睡眠を把握するリストバンド型センサーと宅内設備を連動させるなど生活パターンに合わせた機器制御の開発を行います。なお、一部の居室には、消臭・抗菌性能に優れた可視光応答型光触媒「ルネキャット」を施工したほか、HEMSによる制御が可能なロボットクリーナーを設置し、便利で清潔な環境を提供します。

 当社は、エネルギーの安定供給と安全・安心で快適な社会である“Human Smart Community”の実現を目指し、ホームソリューションの事業拡大を図るとともに、省エネと快適さを追求する製品・サービスの開発を加速します。

Toshiba Smart Homeの概要

仕様

建築面積:140.77m2、延床面積:225.13m2
間取り:4LDK
建築工法:木造2×6工法

主な設備

・HEMS
・スマートメーター
・家庭用太陽光発電システム
・定置式家庭用蓄電システム「eneGoonTM(エネグーン)」
・家庭用燃料電池「エネファーム」
・ヒートポンプ給湯器「東芝エコキュート」
・LED照明
・全館空調設備
・画像認識型人感センサー「スマートアイセンサー」
・スマートホームディスプレイ
・スマート家電 
・ヘルスケア機器 など

 

HEMS(Home Energy Management System):家庭向けのエネルギー管理システム