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スコットランドにおける大規模水素実証試験への参画について

当社として海外初の水素実証試験
2015年03月18日

 当社は、英国スコットランド地方政府が昨年11月に公募した再生可能エネルギーの活用促進を目的とする「Local Energy Challenge Fund」に共同提案し、風力・太陽光発電を用いて水素を生成・貯蔵して電力を安定供給するとともに、水素を燃料とする業務用ハイブリッド車両を運用する大規模実証試験が採択されました。本実証試験は、水素関連設備を運用する非営利企業Bright Green Hydrogen Ltd.(BGH社)とファイフ州など8団体と共同で2015年から2020年まで実施します。当社が海外で水素に関する実証実験に参画するのは今回が初めてとなります。

 本実証試験は、スコットランドファイフ州のメチル港内に再開発された地域で実施され、当社は、本実証試験において電気の需給予測に基づく水素の製造・貯蔵の最適管理を行うための「水素EMS」を提供し、システム全体の制御を担当します。当社は本実証試験に参画することで、水素EMSを通し水電解装置や業務用ハイブリッド車両を含めたシステム全体の運用データを取得し、今後の水素事業の展開に活用することができます。
本実証試験では、当該地域に既設の750kW風力発電設備と30kW水電解装置に加え、今回、200kW太陽光発電設備、60kWと250kWの水電解装置、水素貯蔵タンク、水素ステーション、燃料電池を新設します。風力と太陽光により発電した再生可能エネルギーは、水電解装置により水素に変換、貯蔵されます。貯蔵した水素は水素ステーションを通じて25台の業務用ハイブリッド車両に供給するほか、燃料電池により再び電力として施設に供給します。

 スコットランドでは、風力をはじめとする再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しており、2020年までに総電力使用量における再生可能エネルギーの割合を100%にする計画があります。また、ファイフ州は、1970年代まで石炭輸出港として栄えたメチル港を再開発し、再生可能エネルギーを推進する企業を誘致してきました。本実証試験によりエネルギーの地産地消を図り、当該地域をさらにCO2を排出しないクリーンな地域に発展させる計画です。

 当社は、再生可能エネルギーによる発電システム、水電解装置、燃料電池やそれらを制御する水素EMSなどグループ内に有する技術を活用し、水素が実現するCO2を排出しない持続的で安心安全快適な社会を目指し、今後も国内外で様々な取り組みを進めていきます。

本実証試験の概要

1.実証地域
     ファイフ州 メチル(Methil)タウン
2.期間
  2015年4月から2020年3月まで
3.主な参加企業・役割   
  東芝:水素EMSの提供およびシステム全体の制御
  Bright Green Hydrogen Ltd.:実証実験全体の統括、運営
  ファイフ州:水素利用の支援、業務用ハイブリッド車両の一部提供

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