ニュースリリース

メキシコ ノルテⅢ複合火力発電所向け蒸気タービンおよび発電機を受注

2015年04月23日

 当社は、複合火力発電所としてメキシコ最大級のノルテⅢ複合火力発電所向けに、蒸気タービンおよび発電機2基を受注しました。同発電所は、スペインの大手エンジニアリング会社であるアベンゴア社(Abengoa)が設立する独立系発電事業者(IPP)がメキシコ・チワワ州に建設するもので、2017年8月の運転開始が計画されています。EPC契約者であるアベンゴア社の子会社から受注し、2016年8月から順次納入する予定です。

 今回納入するのは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の発電システムである複合火力発電向けの175MW(メガワット)の蒸気タービンおよび発電機2基です。当社は2011年に、アベンゴア社の別の子会社からセントロ複合火力発電所向けの蒸気タービンと発電機を受注し、納入済みであり、同プロジェクトにおける当社の高い技術力と信頼性が評価されて今回の受注に至りました。

 メキシコでは、電力価格の引き下げが課題となっており、発電設備容量の約70%を担う火力発電においては安価なシェールガスを燃料とした経済性の高い複合火力発電設備の需要が拡大していくことが予想されています。
 
 当社は、これまでにメキシコ国内で地熱発電所向けも含め合計23台の蒸気タービン発電機の納入実績があります。今後も当社は、メキシコをはじめとする中南米市場において、高効率の発電技術を提供することで、同国の電力供給に積極的に貢献していきます。

受注の概要

1.プロジェクト名

ノルテⅢ複合火力発電所プロジェクト

2.事業者

アベインサ・ノルテⅢ社(アベンゴア社の子会社)

3.発注者

アベネール・テイマ・ノルテⅢ社(アベンゴア社の子会社)

4.所在地

メキシコ チワワ州

5.納入設備

複合火力発電所向け175MW蒸気タービンおよび発電機2基

 

蒸気タービン(イメージ)


蒸気タービン(イメージ)