ニュースリリース

東芝・日本下水道事業団・佐賀市・日水コン・ユーグレナ・日環特殊が「下水道革新的実証事業に関する合意書」を締結

下水処理施設から発生する消化ガス中のCOを分離・回収し、藻類培養に有効活用
2015年05月13日

 当社は本日、地方共同法人 日本下水道事業団・佐賀市・株式会社日水コン・株式会社ユーグレナ・日環特殊株式会社と「下水道革新的実証事業に関する合意書」を締結しました。

 本合意書は、国土交通省が公募した「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」の実施技術として、当社・地方共同法人 日本下水道事業団・佐賀市・株式会社日水コン・株式会社ユーグレナ・日環特殊株式会社が共同企画・提案した「バイオガス中のCO分離・回収と微細藻類培養への利用技術実証事業」が採択されたことを受け締結したものです。

 本実証事業は、当社が代表として全体の取り纏めを担当しており、実証フィールドとなる佐賀市下水浄化センターにおいて、下水処理施設における未利用資源の有効活用と高付加価値資源の創造を目指します。これまで利用されていなかった下水処理施設から発生する消化ガス(バイオガス)中のCOを高濃度で分離・回収し、藻類培養に有効活用するとともに、脱水分離液を藻類培養に必要な栄養源として利用します。当社がCOの分離・回収技術を担当し、藻類培養は本技術の先進メーカである株式会社ユーグレナが担当します。

 当社が参画するプロジェクトが、国土交通省下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に採択されるのは、昨年の「ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術」に続き2年連続となります。今後もB-DASHプロジェクト等の実証事業へ積極的に参画することで、新技術の早期の確立を図るとともに、実証で得た知見やノウハウのフィードバックによる下水道を含む都市インフラソリューションの構築を積極的に提案していきます。

実証事業のイメージ

イメージ図