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「東芝グループ 環境レポート2017」の発行について

2017年10月25日

当社は、「東芝グループ 環境レポート2017」を本日発行しました。

 現在の国際社会では、地球温暖化や資源の枯渇など様々な問題が日々深刻化しています。本レポートでは、東芝グループがこうした課題の解決に向けて設定している「環境ビジョン2050」注1の概要と、その実現のために推進している中期目標「環境アクションプラン」の成果や目標を紹介しています。また、モノづくりと製品・サービスにおける地球温暖化防止、資源有効活用、化学物質管理への具体的な取り組み状況や、それらを支える基盤活動について報告しています。さらに、グローバルな環境課題が当社の事業活動にどのように影響するのかを把握するため、それぞれの課題に関する「リスク・機会」の分析も行っています。

 本レポートは英語版、中国語版の発行も12月以降に予定しており、当社グループの環境経営についてグローバル規模での理解浸透を図ります。

注1 2050年のあるべき姿を描いた東芝グループの長期ビジョン。総合環境効率を2050年度までに10倍(2000年度基準)に高める「ファクター10」の達成と「地球と調和した人類の豊かな生活」の実現を目指しています。

 

「東芝グループ 環境レポート2017」の概要

  1. 発行日:2017年10月25日
  2. ダウンロードページのURL
    http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/report/index_j.htm
  3. 主な内容

 

本レポートの概要は以下の通りです。

(1)ビジョン・戦略

「環境ビジョン2050」の概要と、「第5次環境アクションプラン」(活動期間:2012~2016年度)の成果、および「第6次環境アクションプラン」(活動期間:2017~2020年度)の内容を紹介しています。さらに、サステナブル・ポートフォリオ(ライフサイクルの各段階で環境負荷を低減した製品・サービスの環境貢献)や、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量の見える化などについても紹介しています。

(2)Business(モノづくり)・Business(製品・サービス)

製品・サービスのライフサイクルにおける環境負荷低減に向けた取り組みを報告しています。工場における温室効果ガス排出量の抑制、廃棄物量や水受入量の改善、化学物質排出量・取扱量の改善などの取り組みや、省エネ製品や低炭素エネルギー技術の提供による地球温暖化防止への貢献、製品における省資源化などの取り組みを、事例とともに紹介しています。また、「地球温暖化防止・資源有効活用・化学物質管理」の3課題が当社のビジネスにもたらすリスクと機会についても分析しています。

(3)Management

 環境マネジメント体制、コンプライアンス対応、環境教育・人材育成、環境コミュニケーション、生物多様性保全、環境会計などの取り組み、および社外からの評価を報告しています。生物多様性保全では、グローバル主要拠点におけるビオトープ整備活動の成果や、世界レベルの目標である「愛知目標注2」のうち10項目への貢献に向けた取り組みなどについて詳しく紹介しています。

注2 2010年10月に名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択。「普及啓発」「持続可能な生産」「種の保全」など、2020年までに世界で達成すべき20の個別目標が設定されています。