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東芝グループ「2018年度技術戦略説明会」の開催について

世界有数のサイバー・フィジカル・システムテクノロジー企業の実現に向けて
2018年11月22日

 当社グループは、本日、「2018年度技術戦略説明会」を開催し、11月8日に公表した「東芝Nextプラン」において、当社が目指す姿として位置づけたサイバー・フィジカル・システム(CPS)テクノロジー企業の実現に向けた方針と技術戦略を発表しました。

 CPSは、実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを用いて分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組みです。

 本説明会では、CPSを実現する当社グループの差異化技術として、具体的に、当社独自のデジタル・AI技術に加え、再生可能エネルギー関連技術や、新規成長事業として位置付けているリチウムイオン二次電池SCiB™、パワーエレクトロニクス、精密医療を紹介しました。

 当社グループは、2019年度から2023年度の5年間で、総額9,300億円の研究開発投資を計画しています。これまで製造業としてフィジカル分野で培ってきた、顧客との接点を含む経験・実績と、サイバー技術における強さを融合し、世界有数のCPSテクノロジー企業を目指します。

 開催に際し、当社代表執行役会長CEO車谷暢昭は「東芝には143年の歴史の中で培われた幅広い事業領域に根差したフィジカルの技術の強さと、日本・世界の第一線を牽引してきた画像認識などのハイレベルなサイバー技術の両方がある。2人の創業者から脈々と引き継がれてきたベンチャースピリットのDNAが社員一人一人に、また、会社の文化の中に根付いている。デジタルトランスフォーメーションを進め、社会課題の解決に貢献するCPSテクノロジー企業を目指していく」と述べました。

 東芝の技術戦略の説明では、技術・生産統括部、研究開発本部を担当する当社執行役専務の斉藤史郎が「当社グループは、モノづくりで培ったフィジカル・コンポーネントの強さにAIやIoTといったサイバー技術の進化を組み合わせ、新しいサービスや価値を創造するCPS技術でSDGsの達成へ貢献していく」として、①豊富な事業ドメインに基づくコンポーネント技術のさらなる強化、②AI・IoT技術をベースとしたデジタル化により顧客価値を向上する技術の開発、③将来顕在化する社会課題を解決するための先端技術の創出、からなる当社グループの研究開発方針をはじめ、当社グループにおけるCPSを差異化する技術や事例について説明しました。

 またコーポレートデジタイゼーションCTOの山本宏が、当社グループのIoT戦略の基本方針について説明しました。

 説明会場では、キーデバイスコアコンポーネント(フィジカル)、デジタル・AI技術(サイバー)、先端技術をテーマにパネル・デモ展示を行い、社会インフラ、エネルギー、電子デバイス、デジタルソリューションの4つの注力事業領域におけるフィジカル、サイバーの技術に加え、将来顕在化する社会課題の解決に向けた先端技術計23点を紹介しました。

<主なパネル・デモ展示の内容>

●先端技術
生分解性リポソーム
 内包した遺伝子を細胞内へ安全に運搬する当社独自のナノカプセルです。乳がん細胞の遺伝子の活性状態を可視化することができ、乳がんの診断精度の向上に貢献します。
(関連リンク)ニュースリリース:乳がん細胞の遺伝子の活性状態を可視化する技術を開発http://www.toshiba.co.jp/about/press/2018_11/pr_j1701.htm

重粒子線がん治療技術
 炭素イオンを光の速さの70%まで加速して重粒子線とし、がん病巣に対して体の外からピンポイントに照射することができます。患者の身体的負担が少なく早期の社会復帰を可能とします。
(関連リンク)重粒子線治療装置
https://www.toshiba-energy.com/heavy-ion/index_j.htm

量子暗号通信
 量子力学の原理を利用した、盗聴が原理的に不可能な通信技術です。機密性の高い情報の安全な共有を可能にします。
(関連リンク)
ニュースリリース:実環境下での鍵配信速度10Mbpsを超える高速量子暗号通信の実証に世界で初めて成功
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2018_08/pr_j2701.htm
研究開発ライブラリ:量子暗号通信で世界最長500km以上の通信距離が可能となる新たな方式を開発http://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1805_01.htm



●エネルギー
バーチャル・パワープラント(仮想発電所)
 太陽光発電、蓄電池、電気自動車、水素など地域に散在する複数の発電・蓄電設備を束ねてIoTにより制御し、一つの発電所のような機能を持たせることで電力網の需給バランス最適化に寄与する技術です。
(関連リンク)電力市場で新たなビジネスを生み出すIoTサービス・システム
https://www.toshiba-energy.com/transmission/product/iot.htm

超臨界CO2サイクル火力発電システム
 既存のガスコンバインドサイクル発電システムと同等の発電効率を有しながら、CO2を分離回収する設備を別に設置することなく、高純度の高圧CO2を回収することができる火力発電技術です。
(関連リンク)超臨界CO2サイクル火力発電システム
https://www.toshiba-energy.com/thermal/rd/index_j.htm#rd3

 

●社会インフラ
二次電池SCiB™
 東芝が開発したリチウムイオン二次電池SCiB™は、酸化物系材料(チタン酸リチウム)の採用などにより、外力などで内部短絡が生じても熱暴走を起こしにくいのが特徴です。また、20,000回以上の充放電が可能な長寿命性、6分間での急速充電性能、キャパシタ並みの入出力密度、-30℃の低温での動作等の優れた特性を合わせて有しています。
(関連リンク)東芝二次電池SCiB™
https://www.scib.jp/index_j.htm

鉄道システム
 高い安全性や高出入力の二次電池SCiB™、永久磁石を使った高効率モータ(PMSM)といったコンポーネントを組み合わせた鉄道車両システムを提供し、省エネ、CO2削減、低騒音といった環境課題の解決に貢献します。
(関連リンク)東京メトロ丸ノ内線新型車両2000系向け電気品の納入についてhttps://www.toshiba.co.jp/cs/topics/back-number/20181011.htm

 

●電子デバイス
車載向け半導体
 高精度な画像認識プロセッサVisconti™や、高感度な測距センサーLiDARにより、自動運転の実現に貢献します。
(関連リンク)車載用デバイス
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/automotive.html

データセンター向け大容量HDD
 ヘリウム充填およびディスク9枚搭載により、世界初の14TBを実現しました。今後、次世代の高密度化技術により、さらなる大容量化ニーズに対応します。
※3.5型・高さ26.1mmのフォームファクタとして、2018年11月時点、当社調べ。
(関連リンク)Enterprise HDD
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/storage-products/enterprise-hdd.html

 

●デジタルソリューション
SATLYS™
 東芝の「ものづくり」の実績から得た知見をAIの設計に生かした、高精度な識別、予測、要因推定、異常検知、故障予兆検知、行動推定などのAI分析技術です。
コスト削減・利便性の向上を実現するAIを活用した運行計画の最適化技術、地域活性化に貢献する乗り合い需要予測や熟練者の目視診断のAIによるモデル化技術、技術・技能継承に貢献する画像解析技術といった具体的な事例があります。また、11月21日には、AI分析の実践知を標準化したAI分析サービス「SATLYSKATA」を発表しました。
(関連リンク)東芝アナリティクスAI「SATLYS™」https://www.toshiba.co.jp/iot/ai/analytics_ai/overview.htm

AI分析サービス「SAYLISKATA™」ニュースリリース
http://www.toshiba-sol.co.jp/news/detail/20181121.htm

 

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