ニュースリリース

東芝データ、「DELISH KITCHEN」を運営するエブリー社と協業に向けた検討を開始

購買データ×レシピで消費者と小売事業者双方に付加価値を還元するサービスを提供
2020年07月30日

株式会社 東芝
東芝データ株式会社


 株式会社東芝の100%子会社である東芝データ株式会社(以下、東芝データ)と、日本最大級のレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」を運営する株式会社エブリー(以下、エブリー)は、東芝データが運営を支援している電子レシートサービス「スマートレシート®」注1と「DELISH KITCHEN」の協業に向けた検討を開始しました。
 両社は、「スマートレシート®」から得られる購買データを活用し、消費者に向けて個人の嗜好に合わせたレシピを提案するなど、パーソナライズ化されたサービスの提供を目指します。また、小売事業者に向けては、購買データを活用して、それぞれの店舗が高度なマーケティングや広告配信を行うための支援を目指します。

デリッシュキッチンXスマートレシート

 本検討において、東芝データは、「スマートレシート®」と「DELISH KITCHEN」のシステムを連携し、実店舗におけるユーザーのレシート情報と「DELISH KITCHEN」のユーザーのデータを高度に分析し、分析データをエブリーに提供します。 

 エブリーは、2015年より「誰でも簡単においしく作れる」レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の運営を開始し、現在30,000本超のレシピを2,000万人以上のユーザーに提供しています。同社は東芝データが提供するデータをもとに、消費者に対して個人の嗜好に合った最適なレシピ提案を計画しています。また「DELISH KITCHEN」のレシピ動画を小売店の店頭のデジタルサイネージ等で放映するサービス「リテールサポートプログラム」注2を活用して、小売事業者に対して新商品の提案や合わせ買い促進といったプロモーションの最適化に向けたサービスを提供します。

 東芝データとエブリーは、今回の協業の検討により、購買データを活用して、消費者と小売事業者双方に付加価値を還元するサービスの提供を目指します。また、「スマートレシート®」と「DELISH KITCHEN」のそれぞれのパートナーとなる小売店舗を相互開拓し、利用ユーザーを拡大するなど、本サービスの利用を促進するとともに、購買データを活用した新たなサービスの創生を検討していきます。

サービス概要
図:サービス概要

【エブリーの概要】

会社名: 株式会社エブリー https://corp.every.tv/
代表者: 代表取締役 吉田大成
設立:  2015年9月1日
所在地: 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー38階
事業内容:動画メディア事業等


注1  東芝テック株式会社の登録商標。店舗で買物客が会計をする際に、レジでレシート印字データそのものを電子化して提供することができるシステム。
   買物客はスマートフォンアプリに表示されたバーコードをレジで読み取ってもらうだけで、電子化されたレシートデータを受け取ることができる。

注2  エブリー「DELISH KITCHEN」が展開する、小売業に向けた販売促進・送客施策のデジタル化の推進と、メーカーに向けた多面的な商品露出機会の
   提案プログラム。店頭デジタルサイネージを中心とした、売場と連動したレシピ動画の放映だけでなく、「DELISH KITCHEN」のユーザーへ小売業
   のチラシ情報の発信、レシピカードデータの提供、効果検証のフィードバックなど売場の活性化につながるオプションを揃えている。