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CSR 企業の社会的責任

人と、地球の、明日のために。

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[ハイライト2006]地球温暖化防止に対する東芝の責任 環境担当役員によるコミットメント 株式会社東芝代表執行役副社長 米澤敏夫

CSRレポート2006に掲載

注)情報・役職等は2006年6月時点のものです

Q:東芝の地球温暖化に対する基本的な考え方をお聞かせください。

東芝グループは「人と、地球の、明日のために。」をスローガンに、環境への取り組みを推進してきました。なかでも、CO2の排出量削減による地球温暖化防止には大きな力を注いでいます。

ご存知の通り、CO2は地球温暖化への影響が大きく、世界的に排出量も多いため常に注目を浴びています。日本は京都議定書に基づいて2008年から2012年までの期間に、1990年比で排出量を6%削減することを約束していますが、産業部門以外の各部門では増加がつづいているのが現状です。

東芝グループは地球温暖化防止に積極的に取り組むため、2005年3月に宣言した新しい環境ビジョンにおいて、2000年度比で2010年度にグループ全体の総合環境効率を2倍に高め、CO2排出量を25%削減することを目標とし、この実現に向けて様々な活動を展開しています。

東芝製品として一般に広く知られているのは、テレビやエアコンなどの家電やノートパソコンといった一般消費者向けの製品ですが、東芝グループの強みは、こうしたエネルギーを消費する側の製品だけでなく、電力を供給する発電システムの提供という、需給両面でCO2の排出を削減する製品やシステムの開発を推進できることです。また、ものづくりの面でも、エネルギー消費量が多い半導体工場などで省エネルギーを最重要課題として様々な取り組みを行い、成果は着実に出てきています。

Q:発電システムの開発・製造で力を入れているところは?

東芝グループは、火力、水力、原子力発電プラントなどの開発・製造を行っています。発電用機器のトップメーカーとして、国内はもとより世界中の発電所に高い性能のプラントを提供し、長年にわたる電力の安定供給を支えてきました。

近年のエネルギー需要の増大にともない、CO2を排出しない原子力発電は、海外で建設計画の見直しが進むなど、基幹電源としての役割が増大しています。このような状況を踏まえ、東芝では、各国のエネルギー政策とともに信頼性と経済性を両立しながら国際展開を図り、電力の安定供給と同時に地球温暖化防止への取り組みを進めています。

火力・水力発電分野においても、発電効率を向上させることでCO2の排出削減を図っています。火力発電システムにおける取り組みで近年大きな成果を上げているものとして、ガスタービンの高温化による熱効率の向上が挙げられます。東芝グループでは、高温部を蒸気で冷却することで安全性を保ちながらガス温度を1,500℃まで高める技術に加えて、冷却蒸気の熱回収を行う技術を開発し、CO2の大幅な排出削減を達成しました。またさらなる効率向上をめざして、先進超高温蒸気タービンシステムの開発も進めています。

その一方で、工場・病院用や家庭用の燃料電池、モバイル機器用の小型燃料電池、クリーンエネルギーである水素の製造設備など、新エネルギーに関した製品も積極的に開発を進めています。さらに、自然エネルギーの有効活用のために、マイクロ風力発電やマイクロ水力発電などを実用化しており、今後は機種の充実に力を入れていきます。

火力発電所の高温蒸気タービン

タービンの燃焼ガス温度を1,500℃に上げることで、CO2排出量を大幅に削減

火力発電所の高温蒸気タービンの写真

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Q: 一般消費者向け製品における取り組みの進展は?

東芝グループは、「環境調和型製品」の開発、製品化に取り組み、1996年からは、冷蔵庫、エアコンなどの使用段階での省エネルギーに低減目標値を設定し、それを大幅に超える成果を達成してきました。

例えば、2006年に発売された家庭用エアコン「大清快GDRシリーズ」は、フィルター清掃とエアコン奥のカビ発生抑制を自動的に行います。これによって、フィルターの掃除をしなかったために生じるフィルター詰まりや汚れに起因する電力消費の増化を、年間で約25%軽減することができます。また、インバーターやコンプレッサの大幅な効率向上などの省エネルギー技術により、11年前の製品と比べると、電力消費の40%が節約できるようになっています。

エアコン 大清快 GDRシリーズの写真

エアコン 大清快 GDRシリーズ

インバーターやコンプレッサなどの省エネルギー技術の向上により、11年前に比べると消費電力を40%削減

Q:工場での画期的な取り組みは?

社会全体でCO2排出量を削減するためには、ビル、デパート、工場など、大量にエネルギーを消費する産業・社会のインフラにおけるエネルギー管理と省エネルギー制御を総合的に推進する必要があります。

東芝グループ内における最近の取り組みとしては、四日市工場の事例があげられます。半導体製造においては徹底した空気の清浄化が必要なため、空調にかかるエネルギー消費は膨大です。2005年に稼動した四日市工場の新棟では、クリーンルームの廃熱利用を徹底することでボイラーをなくし、従来のクリーンルームに比べてCO2排出量を33%削減しました。また、東芝松下ディスプレイテクノロジー(株)石川工場では、2006年に稼動した液晶ラインで、従来に比べて53%のCO2排出量を削減しています。これらは、従来の各工場で蓄積された技術を共有し、様々な技術を総合的に組み合わせた、東芝ならではの画期的な超省エネルギー工場です。

NAND型フラッシュメモリーを製造する半導体主力工場の四日市工場

2005年に稼動した新クリーンルーム棟(写真左奥)では、従来比で33%のCO2排出量を削減する

NAND型フラッシュメモリーを製造する半導体 主力工場の四日市工場の写真

Q:今後の取り組みの展望についてお聞かせください。

東芝グループは、電力を供給する発電システムから電力を消費する家電製品まで、幅広いエコプロダクツを提供しています。

東芝は「地球内企業」として、「豊かな価値の創造」と「地球との共生」の両立のために、革新的な技術開発によってエコプロダクツを生み出しつづけることを使命とし、今後もさらに地球温暖化防止に貢献してまいります。

幅広いエコプロダクツで地球温暖化の防止へ

幅広いエコプロダクツで地球温暖化の防止への図

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