Japan

CSR 企業の社会的責任
人と、地球の、明日のために。

ユニバーサルデザイン

東芝グループは、年齢や性別、障がいの違いを超えて、誰もが快適に暮らせる社会の実現に向けて、ユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいます。

中長期目標

多様な利用者に満足いただける商品・サービスの提供を通じ、快適な生活と安心して暮らせる社会に貢献する。

2017年度の成果

  • AI技術を活用した情報保障。
  • 「中部電力様 西名古屋火力発電所7号系列」安全・安心に配慮した建屋内のサイン計画。
  • 筑波技術大学の学生とユニバーサルデザイン交流会を実施。
  • コードレスクリーナーとコードレスアイロンがIAUDアウォードを受賞。

今後の課題と取り組み

東芝グループ一人ひとりのユニバーサルデザインに対する理解をさらに深め、利用者のさまざまな声を取り入れながら、ユニバーサルデザイン商品・サービスの創出や、オフィスのユニバーサルデザイン化などを推進していきます。

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ユニバーサルデザインに関する方針

UD推進のため、東芝グループとして「UD理念」「UDビジョン」「UDガイドライン」を制定しています。

  • 東芝グループ ユニバーサルデザイン理念

    『一人ひとりの安心と笑顔のために、価値ある商品を創造します』
    東芝グループは、年齢や性別、障がいの違いを超えて、誰もが安心に快適に暮らせる社会の実現に貢献します。

  • 東芝グループ ユニバーサルデザインビジョン

    "使えない"を"使える"へ、"使いづらい"を"使いやすい"へ 親しみやすく、安心して使っていただける東芝のユニバーサルデザイン。 イノベーションにより、常に使いやすさと利便性の向上をはかり、より多くの方に"使いたい"と思っていただける、魅力ある商品をめざします。

  • UD理念、UDビジョン、UDガイドラインの図

    東芝グループ ユニバーサルデザインガイドライン

    • 使いやすさが伝わること
    • 使い方が簡単でわかりやすいこと
    • 身体的な負担を軽減すること
    • 利用者や利用環境・状況の違いにかかわらず、有効性を発揮できること
    • 安全性を追求し心理的な不安を軽減すること

    (上記5つの大項目と15のガイドラインからなる)

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ユニバーサルデザインの取り組み

東芝グループでは、開発にUDの考え方を組み入れ、社内外に東芝のUD情報を発信しています。

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ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー制度

東芝グループでは、障がいのある従業員や外国籍従業員を対象に、登録制の「ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー制度」を制定しています。この制度に基づいて、登録した従業員が、所属部門の壁を越えてUD商品の開発や評価に協力しています。

活動事例: AI技術を活用した情報保障

東芝は、音声認識・自動応答技術を活用したシステムの開発を進めています。その一つとして、音声認識技術を利用したリアルタイム字幕システムの開発を行いました。会議や講演などの発言内容をリアルタイムでテキスト化することにより、手元のパソコンやタブレット、会場のプロジェクターなどを通じて、必要な方がいつでも簡単に字幕を閲覧できるようにしました。東芝独自の技術として、言いよどみや「えー」、「あー」などの理解に不要な言葉(フィラー)を自動で検出することにより、リアルタイムでの字幕の可読性を向上させました。また、本システムを、ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー制度のメンバーに実際の社内会議で継続的に利用して頂き、本システムの有効性を確認したほか、社外の学会イベントで本システムを利用した情報保障を行い、社外の方からも好評を得ました。下記の活動事例で紹介している筑波技術大学との交流会でも、本システムを利用し、円滑なコミュニケーションに貢献しました。

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ユニバーサルデザイン商品やサービスの開発

公共設備や情報機器、住宅設備など幅広い分野で、使う人の立場・視点になって考える、人間中心設計プロセスを応用し、より多くのお客様のご要望を取り入れながら商品を開発しています。
取り組みの詳細については、東芝ユニバーサルデザインホームページをご覧ください。

東芝のユニバーサルデザインのロゴ

活動事例: 「中部電力様 西名古屋火力発電所7号系列」 安全・安心に配慮した建屋内のサイン計画

ガスタービン3台と蒸気タービン1台を組み合わせた多軸式コンバインドサイクル方式による発電設備を2ブロック備えた同発電所は、2018年3月に総合運転を開始、7-1号系列において同方式の発電設備として世界最高効率を達成しました。この発電所に対して東芝は、世界最高効率の技術力だけではなく、建屋内のサイン計画の見直しによって、安全かつ安心して働ける環境づくりに貢献しています。同一形状の大きな設備が並ぶ広い建屋のなかでも確実に対象の設備を特定できるように、サインに用いる色は設備の地色との明度差を確保し、色覚多様性にも配慮した配色としました。遠くからでも判別しやすいように文字には可読性の高い書体を採用しています。建屋内の場所を示すプレートや比較的小さな設備に貼るステッカーは、たとえ文字の一部が何かに隠れて見えなくても対象が識別できるようなデザインの工夫もしています。ユニバーサルデザインの考え方に基づく作業者に対する配慮によって、お客様から「視認性があがり、各設備の識別がしやすくなった」という評価も頂いており、この最新鋭の発電所の安全・安心を支えています。

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ユニバーサルデザインの普及・啓発活動

社外とのコミュニケーション

ユニバーサルデザインの普及・啓発に向けて、東芝グループは自らの取り組みや活動の成果について情報発信するとともに、社外の企業や団体と積極的に協業・連携しています。

活動事例: 筑波技術大学の学生とユニバーサルデザイン交流会を実施

聴覚障がい者・視覚障がい者の高等教育機関である国立大学法人筑波技術大学から学生5人を受け入れて、2017年9月に交流会を開催しました。交流会では、ユニバーサルデザインの取り組み事例や、東芝グループで働く聴覚障がいのある従業員の会社での体験談、若手デザイナーが手がけた製品のデザインなどを紹介しました。ワークショップ形式で学生と従業員の対話を促進し、活発な質疑応答がなされました。参加した学生や引率した先生方から「将来を考える貴重な機会となった」と感謝の言葉をいただきました。

筑波技術大学の学生とユニバーサルデザイン交流会

筑波技術大学の学生とユニバーサルデザイン交流会

活動事例: コードレスクリーナーとコードレスアイロンがIAUDアウォードを受賞

コードレスクリーナー

掃除機のユニバーサルデザインは多様なユーザーへの配慮に加え、さまざまな掃除場所におけるストレスのない使い心地が求められます。コードレスクリーナーVC-NX1/NXS1は、掃除中に掃除機本体がひっくり返るといった潜在的ストレスを改善する「本体が反転して簡単に方向転換できる」ダブルフェイススタイル仕様で、「あらゆる所を快適に掃除できる」価値を提供しました。この製品が、ユーザー研究に裏付けられたユニバーサルデザインを効果的に実証するものと見なされ、(一財)国際ユニヴァーサルデザイン協議会(International Association for Universal Design: IAUD)主催の「IAUDアウォード2017」プロダクトデザイン部門において、銀賞を受賞しました。(当社および東芝ライフスタイル株式会社との共同応募による受賞)

コードレスアイロン

アイロンのユニバーサルデザインは使う人の癖や手の大きさによるさまざまな使い方への配慮が求められます。コードレスアイロンTA-FLWシリーズは、手の平感覚でプレスできる「ロー&ワイドフォルム」と軽い力で持ち上げ可能な「センター重心」で、「思いのまま、かけてもラク。持ってもラク。」という価値を提供しました。この製品が、使いやすいデザインの進化の好例として、同上のプロダクトデザイン部門において、IAUDアウォード賞を受賞しました。(当社および東芝ホームテクノ株式会社との共同応募による受賞)

デザインセンターは、東芝ライフスタイル株式会社よりデザインを受託し、一人ひとりの安心と笑顔のために、ユニバーサルデザインを提供しています。

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