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東芝CSRキーパーソンインタビューII CSRをかたちづくる視点・技術・ひと エコ・リーディングカンパニーを目指して 01 Green of Product:”25周年記念モデルノートパソコン「dynabook RX3」”高性能で軽量、そして環境への配慮。どちらも犠牲にしない製品づくりを心がけています。 (株)東芝 青梅事業所 PCシステム設計部 古賀裕一 東芝CSRキーパーソンインタビュー

東芝が世界に初めてノートパソコンを世の中に送り出してから25年。この節目の年となる2010年に記念モデルとして4機種(注1)を発売しました。その中でも、25年間の技術の蓄積とともに新しい発想を取り入れ、最先端の高機能とコスト低減を実現したRX3は、環境配慮でも時代をリードするノートパソコンです。

今回のCSRキーパーソンは、このノートパソコン RX3の設計開発者のリーダーである若きエンジニアの取り組みを紹介します。

(注1)東芝グループ25周年モデルパソコンラインナップ
1) dynabook Qosmio DX(デスクトップ型)
2) dynabook AZ(アンドロイドプラットフォーム)
3) libretto W100(2画面タッチパネル搭載)
4) dynabook RX3(13.3型ワイド液晶画面では、世界最軽量)

企画会議の席でへし折られた“技術者魂”

私自身もノートパソコンのユーザーの一人です。仕事はもちろんプライベートでもパソコンを愛用しています。日ごろ使っているときに、改善したほうがよい項目や欲しい機能など思いつくとメモなどしておきます。例えば、バッテリーによる駆動時間をさらに長くすることや、スピーカーの音量や音質もチェック項目です。

商品企画時に多くのお客様の声を集めますが、私はユーザーの代表者としても、商品開発に貢献できていると自負しています。

今回開発したRX3の当初の提案は、前機種を”とことん薄く軽くした環境配慮型ノートパソコン”でした。重量は前機種のRX2と比べ約20%削減し700gで、光学ドライブ搭載12.1型ワイド液晶ノートパソコンでは、世界最軽量の挑戦と意気込んでいました。

しかし、企画会議で営業部門からは「技術的にすばらしくても、市場ニーズに合わなければ売れません」と厳しい評価をいただき、技術者魂をへし折られました。

その時、”ビジネスとモバイルを両立した”パソコンという命題を戴きました。これは、オフィスのパソコンと同程度の高機能と大きなモニターを備え、しかもモバイルとしての軽量、薄型、長時間駆動と丈夫さが必要です。そして、環境配慮型ノートパソコンであることです。

オフィスのパソコンと同等の機能をモバイルで、そして徹底的な環境配慮

液晶画面は、高解像度のワイド画面が好まれるようになり、実際の使い勝手など考えると、12.1インチではなく、13.3インチクラスとなりました。しかし、インバータ部が不要なLEDバックライトを搭載することで、明るさは従来のままでも低消費電力になっています。

CPUは、モバイル型ノートパソコンの主流になっている発熱を抑えた低電圧版CPUではなく、デスクトップ並みのパーフォーマンスが得られる通常電圧版CPUを搭載しました。通常電圧CPUは、発熱量が低電圧CPUより大きいので、効率的な放熱が必要になりますが、インテル社と共同開発した、「新空冷技術」でCPUの温度を効果的に下げる工夫も行いました。通常電圧版CPUを搭載することで消費電力は増えますが、長時間駆動を実現しています。これは、東芝独自の制御技術によって、消費電力を細かいところまでコントロールし、無駄な電力消費を防ぐことを実現しています。

一方、すばらしいパソコンなので、できる限り世界中の多くの方に使っていただきたいと思い、価格を抑えることに全力を挙げました。具体的には、基本的な部品や高機能化に関らない設計は、従来機種と同様のものを使い、特別仕様を減らすことでコストを抑えました。

次の目標は“高齢者にも簡単に使えるパソコン”の開発

技術者として常にお客様の喜ばれる最新の技術を提供することを考えています。今後私がめざすノートパソコンですが、まずはRX3の延長線上で進化させていくことです。操作性を向上し、環境に配慮し、薄く、軽く、しかも丈夫で、価格も手ごろなノートパソコンを追求したいです。

そして次の目標は、高齢者向けノートパソコンです。世界のパソコン需要は、新興国以外に、高齢者の需要も増えてくると考えています。簡単に誰でも使えるパソコンを開発し、多くの方に喜ばれたいですね。

岩登りでは心・技・体の要素のうち、ひとつでもバランスが崩れると、そのルートを登り切ることはできません。パソコンの開発も技術・製造・評価・仕様など、さまざまな要素のうちひとつでもバランスが崩れてしまうと、お客様に喜ばれるパソコンはつくれません。満足のいくパソコン1機種が完成したときは、難しいルートを登りきった後の達成感と同じように感動します。

これからも、さらに技術を磨いて、お客様にとって、驚きと感動を与えることができる商品を常に提供し、「エコ・リーディングカンパニー」をめざす東芝グループの一員として頑張っていきたいです。

青梅事業所PCシステム設計部のチームメンバー

最後に私にとっての“インテグリティ”を心に刻みます。

当たり前の事を実行する。決して無理をせず、継続する。ただし、強烈な個性も忘れずに製品開発を進めます。 古賀裕一

参考:東芝が考える“インテグリティ(Integrity)”

1)
社会に対して誠実に向き合い、積極的に責任を果たす。
地球温暖化など社会的な課題に対して、真摯に向き合い、事業を通じて貢献していく
2)
経営や財務の健全性を追求する。
経営の健全性については、生命・安全・コンプライアンスを徹底し、社会から信頼される企業を目指す

高性能、小型、軽量のスリムコンパクトノートパソコン“dynabook RX3”

dynabook RX3

13.3型ワイド液晶と光学ドライブを搭載するノートパソコンとして世界最軽量の1.26kg(注2)を実現。最薄部約18.3mm(最厚部約24.7mm)でカバンからの出し入れもしやくすく、机の引き出しにもスッキリ収まる軽量・薄型ボディ。

環境への配慮

  • 省エネルギー:LEDバックライトやSSD(Solid State Drive)搭載(一部モデル)による省電力化
  • 省資源:マグネシウム筐体、プリント基板の小型化など
  • 化学物質管理:水銀不使用液晶装置、メインプリント基板のハロゲン/アンチモン化合物不使用など

(注2)RX3 TM240e/3HDのSSD搭載モデル。バッテリーパック61AA装着時。光学ドライブ搭載の13.3型ワイド軽量薄型LED液晶ビジネスノートパソコンとして。2010年6月、当社調べ

東芝グループ エコ・リーディングカンパニーをめざして

東芝グループは、プロセス、プロダクト、テクノロジー、という3つの側面から「グリーン」を追求し、持続可能な地球の未来に貢献する「エコ・リーディングカンパニー」としての地位を確立していきます。

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CSRをかたちづくる、視点・技術・ひと エコ・リーディングカンパニーを目指して

  • 01: 高性能で軽量、そしてとことん環境に配慮した製品づくりを心がけています。

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