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環境活動

人と、地球の、明日のために。

水リスクへの取り組み

東芝グループでは、世界的な水問題への関心の高まりに対応し、持続可能な水資源管理を推進しています。2016年度は、多くの水を必要とする生産拠点および水リスクの高い地域に立地する拠点の把握と管理強化を図りました。水リスクの高い地域の把握には、世界資源研究所(WRI)の水リスク評価ツール「Aqueduct」を用いることにより、流域単位の物理的な水資源量に加えて、排水による汚染リスクや周辺地域の水問題への関心の高さなど、種々の視点を考慮しました。

各拠点では、水受入量の削減を年間計画に盛り込み、具体的な施策の立案とフォローを継続的に実施しています。工場内の排水の再生使用や雨水を利用するシステムの導入等の設備改善など、多面的な取り組みを進めています。

2016年度の成果

2016年度水受入量は3,572万m³で、前年度より約300万m³減少しました。また、生産高原単位は2010年度比77%となり、目標を10ポイント上回って達成しました。

■ 水受入量と生産高原単位の推移
「水受入量と生産高原単位の推移」のイメージ

■ 水受入量の内訳(2016年度)
「水受入量の内訳」のイメージ

■ 水のリサイクル量(2016年度)
「水のリサイクル量」のイメージ

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工場立地地域における水リスク評価

東芝グループでは、(株)インターリスク総研と連携して、水使用量が多い拠点や水リスクが高そうな地域など8拠点を抽出し水リスク評価を実施しました。工場が立地する河川流域について、水需給(現在、将来傾向)、水災、水質汚濁への脆弱性(公衆衛生、生態系)について多面的な評価を行いました。これらの情報を基に今後の水リスク対策を検討していきます。

■ 水リスク評価結果(例)
  水需給 水災 水質汚濁への脆弱性 総合
評価
現在 将来傾向 公衆衛生 生態系
A工場(日本)BAA+A-A+A-
B工場(フィリピン)BC+A+B-A+B+
C工場(インド)C+A-A+B-BB

A+(リスクが低い)〜 C-(リスクが高い)の9段階評価

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工場立地地域の降水量と水使用量の相関分析

また、東芝グループでは各工場における月次の水受入量と立地地域の降水量との相関分析を進めています。降水量が少ない月を水リスクが高い時期と想定し、水受入量を少しでも抑えることで周辺地域の水資源対策に貢献できればと考えています。

■ 水受入量と降水量の推移(例)
「水受入量と降水量の推移(例)」のイメージ

青い囲みの月は水受入量が多いが降水量も多い。一方でオレンジの囲みの月は降水量が少ないため水使用量を抑えた方がよい。

このような分析を各工場で実施することによって、水リスクが高い地域における対策に役立てるのはもちろんのこと、水リスクが低いと評価された地域の工場でも水資源に対する意識を高めたいと考えています。

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【事例1】半導体製造を支える排水管理と地域コミュニケーション

(株)ジャパンセミコンダクター 大分事業所

(株)ジャパンセミコンダクター大分事業所ではミックスドシグナルICなどの半導体を製造しています。製造時には多くの薬品を使用していますが、それらすべての薬品を最適処理することで各種基準をクリアした排水を放流しています。さらに、排水を利用してホタルの餌になるニナを飼育し、自治会、行政、近隣企業と連携の上、北鼻川の上流に放流することでホタル呼び戻し(増殖)に成功しました。(14年:数匹⇒15年:1,200匹観測)

この一連の活動が評価され、平成27年度環境省主催の環境対策に係る模範的取組表彰において環境大臣賞を受賞しました。今後も地域コミュニケーションを推進しながら生態系保存活動にも取り組んでいきます。

「自治会とのニナ(ホタルの餌)放流・確認」のイメージ
自治会とのニナ(ホタルの餌)放流・確認

「アルミ缶アート(ホタルモチーフ)作成による従業員の環境意識向上」のイメージ
アルミ缶アート(ホタルモチーフ)
作成による従業員の環境意識向上

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【事例1】大分工場における水資源管理の取り組み

(株)東芝 大分工場

大分工場は、半導体製造のために多くの水が必要なことから、総合的かつ戦略的な水資源管理を推進しています。

複数ある純水製造装置の系統間移送配管を増強することで効率的な運用が可能になり、工業用水の使用量を大きく削減できました。また、使用後の汚れの少ない排水を分離回収することで、水の再利用量が増加しました。排水処理後の河川への放流水は、法令より厳しい自主基準値を設定し連続でモニタリングしています。地域と連携した周辺河川の清掃や生態系保全活動にも取り組んでいます。

「河川水よりもきれいな水質での排水をモットーとする排水処理施設」のイメージ
河川水よりもきれいな水質での排水を
モットーとする排水処理施設

「ホタルを呼び戻そうと取り組んでいる北鼻川での河川調査」のイメージ
ホタルを呼び戻そうと取り組んでいる
北鼻川での河川調査

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【事例1】シンガポールにおける水環境保護への取り組み

東芝アジア・パシフィック社、ほか

水資源が限られ、水供給の多くを輸入に頼っているシンガポールは、水の自給率向上が国家的な課題になっています。シンガポールの東芝アジア・パシフィック社では、現地関係会社5社と共同でグローバル環境アクションイベントとして、NPOのWaterways Watch Societyによる水環境保護に関する講義を受け、淡水水源でもあるシンガポール川およびカラン川の清掃活動を行いました。従業員が一体となって水資源の有効活用へ取り組む意識を高めることができました。

「シンガポール現地法人グローバル環境アクションイベント参加者」のイメージ
シンガポール現地法人グローバル環境アクションイベント参加者

「シンガポール川およびカラン川の清掃活動」のイメージ
シンガポール川およびカラン川の清掃活動

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