
東芝グループでは、1989年に初の環境監査を実施して以降、1993年度からグループ独自の基準による東芝総合環境監査システム(EASTER※)を構築し、運用してきました。当時の監査システムは、(1)システム監査(環境活動推進体制など)、(2)現場監査(環境関連施設の社内基準遵守状況など)、(3)VPE監査(ボランタリープランの達成状況)、(4)技術監査(製品環境マネジメントシステム、環境パフォーマンスなど)の4項目からなり、各事業場で2日間かけて実施されました。最大の特徴は現場監査で、東芝が重視する「現場主義」の考え方を反映しており、現在のサイト環境監査に受け継がれています。
1995年からは製品環境技術監査を独立させました。また、2004年度からは環境経営監査を開始し、各社内カンパニー、主要グループ会社での環境経営の実践度を評価しています。
2006年度からは、これら複数の監査を統合し運用しています。社内カンパニーおよび主要グループ会社14社を対象とした環境経営監査、40事業部を対象とした製品環境技術監査、非製造拠点や非連結会社を含む225サイトを対象としたサイト環境監査を実施しています。サイト環境監査の対象外としている比較的環境負荷の低い拠点でも、同じ基準を用いて各カンパニー・グループ会社内でセルフ監査(自己点検)を行っています。
東芝グループでは、ISO14001に基づいてマネジメントシステムを構築し、EASTER監査でパフォーマンスを担保することによって、法令遵守の徹底をはじめとしたリスク管理の強化、ならびに環境調和型製品の創出、ものづくりにおける環境対応など環境マネジメントの高度化を図っています。
※ Environmental Audit System in TOSHIBA on basis of Eco-Responsibility
セルフ監査も含め監査件数は年々増加しており、1993年度からの累計では2,000件を超える監査を実施しています。また、EASTER監査を実施するための監査員も社内で養成しています(教育プログラムはP64へ)。こうして東芝グループ内で蓄積してきた監査経験のノウハウ、監査員教育プログラムなどを社外でも広く活用していただきたいと考え、今後はグループ会社である(株)テルムにおいて、コンサルティングサービスとしてビジネス化する予定です。
サイト環境監査