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環境活動

人と、地球の、明日のために。

環境担当役員メッセージ

気候変動をはじめとする社会課題の解決に取り組み、新しい未来を始動させます。 株式会社 東芝 執行役常務 上條 勉

「株式会社 東芝 執行役常務 上條 勉」のイメージ

はじめに

近年、気候変動、エネルギー・資源の枯渇、プラスチックによる海洋汚染など、環境にかかわる社会課題がますます深刻化しています。特に気候変動に関してはパリ協定以降、脱炭素化に向けた動きが国内外で加速しており、企業にとっても気候変動がビジネスにもたらすリスクや機会を把握すること、長期的な削減目標を設定すること、サプライチェーン全体を通じた温室効果ガス排出量削減に取り組むことなどが、将来の成長に向けて不可欠なものとなっています。
東芝グループは気候変動をはじめとする社会課題への対応を、最も重要な経営課題の一つと認識しています。2018年11月に策定した全社変革計画「東芝Nextプラン」では、技術を通じて社会課題の解決およびSDGsの達成に向けて取り組むことを表明しました。東芝グループならではの技術力や事業活動を通じて課題への解決策を一つひとつ示し、SDGsが描く未来の実現をめざすことが、国際社会の一員である私達の責任だと考えています。
気候変動に関する取り組みの強化に向けて、東芝グループは2019年5月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)※1」の提言に賛同しました。提言に基づいて気候変動が事業に与えるリスク・機会の分析と適切な情報開示を進めると同時に、サプライチェーンを含めた温室効果ガス排出量の把握にも継続的に取り組み、脱炭素社会の実現をめざします。さらにエネルギー不足や資源枯渇など、気候変動以外の課題に対しても同様に取り組み、SDGsの描く持続可能な社会の実現に貢献していきます。

第6次環境アクションプランの推進

東芝グループでは、2050年のあるべき姿を示した長期目標「環境ビジョン2050」の実現に向け、「第6次環境アクションプラン」(活動期間:2017〜20年度)を推進しています。そのなかで、モノづくりと製品・サービスの両面においてKPI※2を設定し、ライフサイクル全体の環境負荷削減をめざしています。2018年度の成果としては、まずモノづくりにおいて、温室効果ガスの総排出量を目標の154万トンに対し、124万トンに抑えることができました。また、エネルギー起源CO2排出量原単位についても95%(2013年度比)となり、目標を達成しました。今後も省エネ設備への投資などを積極的に進め、さらなる改善に努めていきます。
製品・サービスにおいては、幅広い低炭素エネルギー供給技術の展開や、社会インフラ製品・業務用機器などの省エネ性能の向上が進み、製品・サービスによるCO2排出抑制量は1,216万トン※3となりました。今後も当社の技術力を結集し、抑制効果の大きい製品・サービスの開発に注力していきます。
さらにマネジメントの分野では、環境リスク・コンプライアンスの徹底に注力するとともに、東芝グループ環境展や小学生向け環境教育プログラムの開催、グローバルに展開する各拠点での生物多様性保全活動など、地域に根差したさまざまな取り組みを行いました。今後も環境経営の基盤強化に向けて、積極的な活動を推進していきます。

今後に向けて

2018年7月に新たに制定した「東芝グループ理念体系」では、東芝グループの変わらない信念として、経営理念の主文に「人と、地球の、明日のために。」を掲げるとともに、これまで培ってきた発想力と技術力を結集し、「新しい未来を始動させる」ことを私たちの存在意義としています。この考えのもと、社会課題の解決と事業の成長とを両立させ、明るい未来の創出に貢献していきたいと考えておりますので、引き続き皆様方からのご支援をよろしくお願いいたします。

※1:
金融安定理事会によって2015年に設置され、金融の安定性という観点から金融機関や企業が気候変動問題を議論している
※2:
Key Performance Indicator(重要業績評価指標)
※3:
2017年度からの累計値

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