「電流検出型DNAチップが「2010年 超モノづくり部品大賞」を受賞

2010年11月26日

本日、当社の「電流検出型DNAチップ」が、日刊工業新聞社とモノづくり推進会議が主催する「2010年超モノづくり部品大賞」を受賞しました。贈賞式には、代表執行役社長 佐々木 則夫が出席し、受賞企業を代表して、謝辞ともに今回の受賞を励みに今後もモノづくりを通じて、日本の産業や社会の発展に貢献していきたいと挨拶しました。

「電流検出型DNAチップ」は、電気信号で遺伝子を検出するという全く新しい原理を採用しています。高い感度と精度を持つ一方、従来型の1/3~1/10の費用で、簡便に検査ができるなどの特長を持っています。日本発の数少ないバイオ技術であり、東芝方式として国内外から高い評価を得ています。既に、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスをタイピングする国産初のシステムをはじめ、国産初の生物剤検知システム、実験動物用微生物感染モニタリングシステムなどを製品化しています。

当社は、エネルギーや半導体に続く新たな事業領域としてヘルスケア関連分野に注力しており、「電流検出型DNAチップ」は期待される技術の一つです。今後、DNAチップを癌・生活習慣病の疾病リスクの遺伝子診断、薬剤の効用や副作用の遺伝子診断に展開するとともに、食品検査や家畜防疫分野での開発、製品化も進め、DNAチップを通して、安心安全社会の実現に貢献していきます。

贈賞式で表彰状を受け取る佐々木の写真
贈賞式で表彰状を受け取る佐々木(右から2人目)
受賞企業を代表した挨拶の写真
受賞企業を代表した挨拶
贈賞式に出席した電流検出型DNAチップの開発者の写真
贈賞式に出席した電流検出型DNAチップの開発者