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情報通信プラットフォーム

近接無線通信用低消費電力待ち受けプロトコル

2012年6月

概要

当社は、既に開発済みの近接無線通信チップを携帯機器に搭載する際に、待ち受け時の消費電力を低減し、待ち受け時間を2倍にする近接無線通信プロトコルを開発しました。このプロトコルにより、高速、小型かつ待ち受け可能時間が長い近接無線通信が実現します。

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開発の背景

無線通信による伝送データの増加、通信速度の高速化が進み、店舗に置かれた据え置き機器から携帯機器にファイルを高速にダウンロードしたり、携帯機器同士でファイルを高速に転送する用途など、高速通信が可能な近接無線機への期待が高まっています。携帯機器では、通信時の低消費電力化に加え、待ち受け時間を伸ばすため、通信を行わない期間の低消費電力化が重要です。また、応答速度を落とさず瞬時に接続できることも重要であり、瞬時接続性を保ちつつ消費電力を低減するプロトコルが必要でした。

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本技術の特長

据え置き機器から携帯機器にファイルを高速にダウンロードする用途を想定すると、据え置き機器と携帯機器とでは、消費電力低減への要求が大きく異なります。当社は、この差を利用して、より要求の厳しい携帯機器の低消費電力と瞬時接続性を両立する近接無線通信プロトコルを開発しました。この用途の場合、接続を要求する信号を送信するのは据え置き機器、接続を要求する信号を待ち受けるのは携帯機器です。携帯機器が待ち受け処理を行う間隔を待ち受け間隔とすると、据え置き機器は待ち受け間隔毎に、接続を要求する信号を連続して送信するか、あるいは送信しないで他からの通信を待ち受けるか、どちらかの処理を行います。携帯機器は、待ち受け間隔毎に待ち受け処理を行いますが、接続を要求する信号は連続して送信されるので、待ち受け期間を最小にすることができます。今回開発した近接無線通信プロトコルは、瞬時接続性を確保した上で、従来方式と比較して待ち受け時の消費電力を20分の1程度に抑えます。また、近接無線通信チップを搭載した携帯機器の待ち受け時間を、従来の接続を要求する信号を送受信するスロットをランダムに選択する方式の2倍にすることができます。

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今後の展望

動画等の大容量データを複数のデジタル機器間で伝送できる近接無線通信システムの実現を目指します。


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