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ナノ材料・デバイス

発光効率世界最高レベルの有機EL照明 − LEDに続く次世代照明の可能性を検証 −

2012年6月

概要

当社は、LEDに続く次世代照明として注目される有機EL照明として世界最高レベルの発光効率91lm/W(*1) の有機ELパネル(*2)を開発しました。本成果は、ボストンで開催されたディスプレイや有機ELに関する最大規模の国際学会SID(*3)2012で発表しました。

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従来技術

近年、白熱電球や蛍光灯からLED照明へ、置き換えが進んでいます。さらに次世代の省電力照明として、LED照明のような点状の光源とは異なり、面で広範囲をやわらかく照らす有機EL照明の開発が進められています。現在、1〜2mm角の小片の有機EL素子では、蛍光灯相当の発光効率が得られています。しかし、寸法のより大きなパネルサイズ(*2)では、電極の抵抗による電圧降下や熱の影響による発光効率の低下が課題でした。そこで、当社は、有機ELのダイオードの発光効率改善に加え、補助配線も含めた有機ELパネル全体としての発光効率改善にも取り組んできました。

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本技術の特長

電子移動度が高い電子輸送層と、光の反射率の高い陰極材料を導入し、有機ELダイオード自体の発光効率を改善しました。また、有機ELパネルに、大きな面積で均一発光を実現する補助配線構造を適用し、パネルとしての発光効率も改善しました。これにより、有機ELパネルの輝度ムラ((最大輝度−最小輝度)/最大輝度)は11%から2%(*4) に低減し、蛍光灯並みの発光効率91lm/W(*1) を実現しました。この有機ELパネルの開発で、LEDに続く次世代の省電力照明の可能性を検証することができました。

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今後の展望

当社は、社会ニーズの変化をとらえ、省電力で安心・安全を提供する有機ELパネルならではの新しい照明システムを開発・提案していくとともに、有機ELパネルの更なる高性能化を進めていきます。


(*1) 輝度1,000 cd/m2時の発光効率。色温度は3010K、色度座標は(Cx,Cy)=(0.45,0.42)。
(*2) 発光面積が7cm角(7cm×8cm)の有機ELパネル。
(*3) The Society for Information Displayの略称。
(*4) 3、4月の国内外の展示会へ出品したパネル(補助配線なし)との比較値。


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