研究開発センターの最新の技術情報をご紹介します。
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2013年 |
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- 高臨場感イヤホン音響補正技術(2013年4月)
- 顧客対応業務を自動化する課題解決型の対話技術(2013年4月)
- 小型プロジェクタで明るい部屋でも見やすく綺麗な映像を表示できる領域別階調変換技術(2013年4月)
- 声と背景音のボリュームバランスを調整できる音源バランスコントロール技術(2013年4月)
- スマートフォン向けCMOS電力増幅器の電源制御技術を開発(2013年2月)
- 胸部の3次元MRI画像から心臓領域および横隔膜位置を自動的に検出する技術(2013年2月)
- 一枚の撮影画像で被写体までの距離がわかる小型CMOSイメージセンサ・モジュール〜スマートフォンやタブレットに搭載可能な小型化を実現〜(2013年1月)
- 量子暗号鍵とデータの波長多重化による単線化(2013年1月)
高臨場感イヤホン音響補正技術
当社は、イヤホンの種類や個人差に影響されず、「こもり感」のない自然でクリアな音を聞くことができる高臨場感イヤホン音響補正技術を開発しました。耳がイヤホンで塞がれた状態で発生する閉塞共鳴を抑え、特定の周波数帯域を強調した開放共鳴を付加する信号処理を行い、イヤホンを付けていないときの音に近づけます。
顧客対応業務を自動化する課題解決型の対話技術
当社は、自由発話に対応する課題解決型の対話技術を新たに開発しました。顧客の曖昧な要望や困りごとに対して、その意図を正しく解釈し、具体的な解決策を提案することができます。
小型プロジェクタで明るい部屋でも見やすく綺麗な映像を表示できる領域別階調変換技術
当社は、プロジェクタから投影した映像を明るい部屋でも見やすく表示できる領域別階調変換技術を開発しました。明るさが不十分な小型プロジェクタにこの技術を導入すれば、部屋の明るさや投影する壁の反射率によらず、視覚的に明るく、見やすい映像を投影することができます。
声と背景音のボリュームバランスを調整できる音源バランスコントロール技術
当社は、音の入力信号から人の声と背景音の音源信号を推定する音源分離技術を開発しました。この技術を利用すれば、映像コンテンツを視聴する際に人の声を聴き取りやすくしたり、背景音を静かに抑えたり、スポーツの臨場感を高めたり、歌の練習をすることもできます。デジタル映像機器全般に汎用的に活用できる技術です。
スマートフォン向けCMOS電力増幅器の電源制御技術を開発
当社は、スマートフォンのWCDMA/LTE等の信号を送信する際に必要なCMOS電力増幅器の電力効率を改善する電源制御技術を開発しました。送信電力レベルに応じて増幅器内の電源経路切換を行うことで、WCDMA/LTE等の信号を送信する際の消費電力を半減し、連続通話時間の向上に貢献します。
胸部の3次元MRI画像から心臓領域および横隔膜位置を自動的に検出する技術
当社と東芝メディカルシステムズ株式会社 は、胸部全体をカバーする3次元MRI画像から心臓領域および横隔膜位置を自動的に検出する技術を共同開発し、杏林大学医学部付属病院の協力でその精度を確認しました。この技術があれば、これまで冠動脈検査に必要だった心臓の位置決め等の複雑な作業が不要になります。本技術は、米国サンフランシスコで開催された心臓MRIに関する世界最大の国際会議、第16回SCMR(Society for Cardiovascular Magnetic Resonance)で発表しました。
一枚の撮影画像で被写体までの距離がわかる小型CMOSイメージセンサ・モジュール〜スマートフォンやタブレットに搭載可能な小型化を実現〜
当社は、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器にも搭載可能な、小型CMOSイメージセンサ・モジュールを開発しました。当社独自の光学構造と距離推定アルゴリズムにより、一枚の撮影画像で、カメラから被写体までの距離を推定できます。従って、後からフォーカス位置を変更する、被写体だけを切り出す、等の操作が可能です。動く被写体にも適用できます。一台の小型CMOSイメージセンサ・モジュールで3次元の動き検出が可能なので、ジェスチャー入力等にも応用できます。スマート家電やインフラ応用などへ、用途が広がります。
量子暗号鍵とデータの波長多重化による単線化
量子暗号技術は、暗号鍵の光子の量子力学的な性質によって安全性が保障された暗号技術です。従来、微弱な光子による暗号鍵は、1ビットあたり光子数約100万個相当の光通信データとは同一ファイバーを用いることはできず、専用ファイバーを用いて送信する必要がありました。そこで今回、東芝欧州研究所ケンブリッジ研究所(以下、CRL)は、光通信データの波長とは異なる波長の暗号鍵の光子を多重化して、一本のファイバーで光通信データと暗号鍵を同時に送信することに成功しました。この結果は、米国物理学会で最も権威のあるPhysical Reviewのオンライン版Physical Review Xに掲載(2012年11月20日)されました。

