
CM音楽の制作に当たっては、事前に“記憶”というキーワードを福山さんに伝え、
それをもとに、失ったものの大切さを歌ったオリジナルの楽曲を書き下ろして頂きました。実は撮影前日の深夜まで、アレンジや歌詞など、推敲に推敲を重ね、楽曲のクオリティーを高める作業に没頭していたという福山さん。同じ“記憶”をモチーフにしたCMの世界観にも最初からすんなりと溶け込み、監督が求める演技を理解した上で、流れる楽曲の雰囲気に合わせて、目線の動きや仕草に自分なりのアレンジを加えるなど、圧倒的な存在感で現場をリードしていました。ちなみに、福山さん自ら、CMの中で自分の歌を口ずさむのは、本シリーズ初の試み。普段のライブステージなどとはまた違った、お芝居をしながら歌う福山さんの姿も見逃せません。
舞台となった砂漠は、トラックで運び込んだ大量の砂(約10トン)を、2日がかりで
スタジオの床に敷き詰めたセットです。209坪(690m2)あるスタジオの床一面
が、白い砂でびっしり覆われている様子は壮観な風景。現場入りして、その壮大な
セットを目の当たりにした福山さんも思わず目を丸くして、見渡す限り広がる砂漠を静かに眺めていました。さらに、本番当日は、何とカメラをスタジオから出して、屋外から屋内の砂漠を撮影。こうすることで、背景の奥行き感を強調し、よりスケールの大きな映像として描き出されます。砂漠というシンプルな設定だからこそ、細部に至るまで徹底的にこだわった制作サイドの努力の甲斐あって、まるで本物の砂漠と見紛うかのようなリアリティー溢れる作品に仕上がりました。













