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技術戦略

最高技術責任者メッセージ

社会の変化を先読みし、自ら挑戦し、成長し続ける技術者への期待

これからの技術者は、高い専門性を自身の核として持つだけではなく、一段高いシステム的視点を持って課題を解決する力も求められます。
技術部門のトップから新たなイノベーションを創る若手技術者へのメッセージをご紹介します。

執行役専務
斉藤 史郎

1957年新潟県生まれ。
工学系修士課程修了 1982年入社。
東芝入社後、工学博士学位受領、東芝メディカルシステムズ(株) 統括技師長附、研究開発センター所長、
執行役常務、研究開発統括部長、技術統括部長、研究開発本部長、執行役上席常務を経て、2018年6月より現職。

世の中は目まぐるしく変化し、社会の課題はますます複雑になっています。このような「今」の時代においては、高い専門性を自身の核として磨き上げることは勿論のこと、様々な人々、社会との対話を通じて得られる気づきを踏まえ、一段高い視座からシステム全体を捉え、真の課題を見つけ出すことが重要です。そこで炙り出した社会と事業の将来に向けた課題解決の方法を自律的に考え、積極的に提案、実行し、新たな価値を創造し続けていくのです。

東芝グループの中には、顧客やパートナーと夢を語らい、その実現に邁進している人、海外を飛び回り新製品の事業化を進めている人、貪欲に新たな技術を習得し仕事に生かしている人、私的なコミュニティを自ら立上げ技術を語り磨きあっている人、こういった技術者たちを沢山見かけることができます。彼ら彼女らは、失敗しても信じる夢や技術に拘り続け、自律的に考えて自ら提案したアイデアを製品・サービスまで仕上げ、お客様が経験したことのない感動を実現しています。東芝の製品・サービスの開発は、こういった技術者の前向きな挑戦が支えているのです。
東芝グループには、このような技術者たちが自由に発想し、自分の好奇心を追求し、失敗して尚、挑戦すること、夢を追い続けることを許容する企業風土があります。創始者である田中久重、藤岡市助から脈々と受け継いできた高い技術力、人々のそして社会の役に立ちたいという熱い情熱、そして若い技術者の夢を後押しする自由闊達な風土が、東芝グループのイノベーションの根底を支えています。
このような技術者コミュニティに新しい仲間を迎え入れ、技術の種を一緒に見出し、育て上げ、まだ見ぬ新しい未来を切り拓いていくことを楽しみにしております。

我々、東芝グループは、「人と、地球の、明日のために」というグループスローガンの元で、世界中の人々の生活に変革をもたらし、人々の生活、社会を支えてきました。これからも、皆様とともに、世界を変える製品・サービス、技術を生み出し、社会と共に発展していきたいと考えています。

東芝の技術戦略

東芝グループならではのCPSを強いコンポーネントとAI・IoT技術で創出社会課題の解決と企業価値の最大化を技術で主導

私たちを取り巻く世界は日々変化しており、エネルギー、資源、気候変動などの社会課題が深刻化しています。また、これまでの数十年でサイバー技術が登場し、インターネットやモバイルの利用が急速に拡大してきました。これからもサイバー技術はさらなる進化をとげ、実世界のフィジカル技術とも融合して、社会変革を起こしていくと考えられます。

東芝グループは、フィジカル面では、1875年の創業以来、140年余りの長きにわたって様々な製品を世に送り出し、多くの知見やノウハウを蓄積してきております。また、サイバー面でも、1967年の郵便番号読み取り区分機に使用した認識技術から50年を超えるAIの技術があります。そこで、私たち東芝グループは、これまでに培ってきた製造業としてのフィジカル分野での経験や実績と、デジタル(サイバー)技術の強さを融合して、世界有数のCPS(サイバー・フィジカル・システム)テクノロジー企業を目指します。

東芝グループは事業ドメイン資産として、電力エネルギーや公共交通インフラ、半導体などの幅広い分野で長年の経験があり、様々な業種のお客様とのビジネスの中で知見やノウハウを蓄積しながら、多くの技術を研究開発し製品化し続けています。例えば、今後も注力する分野のひとつである二次電池「SCiBTM」は、急速充放電、高い安全性、長寿命という特長があり、車載向けや産業向けに使われています。この電池については、更なる高容量化と高出力化を目指して、次世代材料や新構造の研究開発を進めることにより、強みをさらに強化していきます。半導体分野では、パワーエレクトロニクスと言われる分野で、自動車や産業機器、発電システムなどに使われる半導体として、数千ボルトの電圧にも耐えられるものや、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(ガリウムナイトライド)などの化合物を用いて小型化と高効率化を実現する次世代デバイスの開発も進めています。エネルギー分野では、「バーチャルパワープラント(仮想発電所)」というCPSを実現する技術開発に取り組んでいます。これは太陽光や風力などの発電システムや水素エネルギーをはじめ、電気自動車や蓄電池など、分散している電力をIoTで連携させることで、あたかも一つの発電所のように運営していくものです。節電やネガワット取引なども含めてIoTを活用し、AI技術で分析や電力需要予測を行うことで、各分散電源や需要家側の機器を制御し、最適な電力供給を図る仕組みの構築をお客様と共に進めています。

またAI技術に関しても、50年を超える研究開発の経験と、多くの学会やコンテストで評価された実績があります。最近では、人工知能学会にて現場イノベーション賞の金賞を受賞し、電力需要予測コンテストで1位を獲得いたしました。今後も、正解が分かっているものについて如何に効率的に結果を見出すかという「人手をかけるAI」から、人間が事前に教える必要のない「自ら学ぶAI」を目指して、研究開発を強化して進めていきます。
さらに、精密医療分野でも、予防、検診、診断、治療という一連の医療プロセスチェーンにおいて研究開発している技術をいくつも保有しています。今後も、がん治癒向上に貢献する超早期発見や、がん細胞をピンポイントで治療する技術開発を進めていきます。

先端技術創出の点では、研究の初期段階から国内外の大学や研究機関との連携を図る「オープンイノベーション」を進めています。例えば、量子暗号通信の研究開発を英・ケンブリッジ大学と連携して進めています。これは盗聴が原理的に不可能な通信技術で、個人情報や金融取引情報など、極めて機密性の高い情報を安全に伝達することができる技術です。実用化に向けては、暗号化した情報を解読するための鍵を配信する速度と通信距離が課題なのですが、現在、東芝は世界記録を更新中です。

そして、新規事業の創出という点では、研究開発部門で生み出した事業の種を早い段階で形にして世の中に出し、フィードバックをもらうことで育てていく仕組みと、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設け、現在の事業ポートフォリオにとらわれない新しい事業を生み出していきたいと考えています。

これからも、技術力を原動力として、東芝グループならではのCPSを実現していくことによって、人と、地球の、明日のために、新しい未来を始動させていきます。

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