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コミュニティバスの路線を活用したEVバスの実証運行を開始

2014年2月5日

 当社は、東京都港区のコミュニティバス「ちぃばす」の路線を活用したEVバスの実証運行を2月1日から3月14日まで実施します。本実証運行は、環境省「地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」注1の一環であり、従来の急速充電(CHAdeMO方式)に比べて約3分の1の短時間で充電できる超急速充電技術を確立したことで、田町駅前から新橋駅前まで1日6往復合計約100km以上注2の長距離運行を実現致しました。

 都市部において、コミュニティバスは連続運行を終日行うため充電時間の確保が難しく、渋滞や信号待ちによる停車と発車が多いため、電力消費量が大きくEV化には課題がありました。今回コミュニティバスをEV化するために、EVバスには超急速充電が可能で長寿命特性に優れた当社製二次電池「SCiB™」を採用し、充電システムには、当社開発の超急速充電器と定置用蓄電池「スマートバッテリ」を採用しました。これらにより、現行の運行ダイヤ内での短時間充電が可能になり、EVバスでディーゼルバス並みの運行スケジュールを実現しました。また、短時間充電の実現により、EVバス内に必要以上の電池を搭載する必要がなくなったため、客室スペースを十分に確保しながら長距離運行が可能になりました。今後は、バスに搭載した電池の劣化状態をリアルタイムに解析するシステムを導入し、電池を交換する時期の予測技術や車載用の電池を定置用蓄電池に再利用する技術を検証する予定です。

 当社は、2013年3月に港区と低炭素社会の構築に向けた包括連携協定を締結し、地域交通の低炭素化やエネルギー管理に関する取り組みを協議し、コミュニティバスでのEVバス導入に向けた検証を進めてきました。今後、本実証で得られた知見やノウハウをEVバスと組み合わせた充電システム、バス運行管理システムなどに応用し、交通ソリューション事業をグローバルに推進していきます。

注1
環境省が、早期に実用化が必要かつ可能なCO2削減技術の開発及び成果の社会還元を加速し、グリーンイノベーションを推進するための実証研究で、民間企業等から提案のあった開発課題の中から、外部専門家から成る技術開発評価委員会等において選定した事業を委託するもの。当社は、株式会社オリエンタルコンサルタンツとの共同事業として「EVバス早期普及に向けた長寿命電池による5分間充電運行と電池リユースの実証研究」を受託。
注2
車庫までの距離を含む。
EVバス
EVバス
EVバス
港区EVバス 実証運行記念式典

以上