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ジャパンラグビートップリーグ
2017-2018 第6節

2017年9月29日(金)19:30〜 秩父宮ラグビー場

東芝ブレイブルーパス 19 − 17 豊田自動織機シャトルズ
19
東芝ブレイブルーパス
17
豊田自動織機シャトルズ
試合結果のスコアボード
チーム名 時間 T G P・G D・G 小計 合計
東芝ブレイブルーパス 前半 2 2 0 0 14 19
後半 1 0 0 0 5
豊田自動織機シャトルズ 前半 1 1 1 0 10 17
後半 1 1 0 0 7

出場メンバー

  • 1三上 正貴
  • ○2湯原 祐希
  • 3浅原 拓真
  • 4ジェームス・ムーア
  • 5小瀧 尚弘
  • 6山本 紘史
  • 7徳永 祥尭
  • 8リーチ マイケル
  • 9山口 修平
  • 10大島 脩平
  • 11石井 魁
  • 12増田 慶介
  • 13松延 泰樹
  • 14宇薄 岳央
  • 15コンラッド・バンワイク
  • 16森 太志
  • 17田中 圭一
  • 18知念 雄
  • 19梶川 喬介
  • 20リアム・メッサム
  • 21藤井 淳
  • 22渡邊 太生
  • 23豊島 翔平

○印 ゲームキャプテン

交替
交替前半の一覧表
前半
36分渡邊 太生(増田 慶介)入替
交替後半の一覧表
後半
14分藤井 淳(山口 修平)入替
26分リアム・メッサム(徳永 祥尭)入替
27分森 太志(湯原 祐希)入替
32分梶川 喬介(ジェームス・ムーア)入替
田中 圭一(三上 正貴)入替
豊島 翔平(石井 魁)入替
一時
一時の前半一覧表
前半
  
一時の後半一覧表
後半
25分⇒32分梶川 喬介(ジェームス・ムーア)
カード
カードの前半一覧表
前半
  
カードの後半一覧表
後半
  
トライ
トライの前半一覧表
前半
7分石井 魁
39分コンラッド・バンワイク
トライの後半一覧表
後半
39分豊島 翔平

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レビュー

9月29日(金)19:30。今シーズン最後のナイターとなったこの日、日中の快晴を引き継ぎ夜も過ごしやすい気温の中、豊田自動織機との試合が行われました。今シーズンにおいてここまで、昨年よりも改善は見られるものの勝てそうで勝てないチームとなってしまっている東芝ですが、11月に控えるウィンドウマンスまでの前半節半ばの6戦目を迎え、もう一度勝てるチームになる為に、メンバー、ノンメンバー関係なく、練習から非常に気持ちの入った雰囲気で準備してきました。FWのスクラム練習では、メンバー入りするために試合以上の気迫でお互いにやり合い、一人一人がチームの現状を打破する為に「試合に出てやる」という思いをぶつけました。全体練習でも、少しミスが続くと、そのまま流してしまわず皆で言い合い、修正し、連続してミスを起こさないように声を張り合い、コミュケーションを増やすよう意識しました。どの姿勢も、この試合の重要性を皆が理解している証拠でした。

悩みながらも、皆で試行錯誤して良い準備で迎えた試合当日。東芝は、開始から敵陣でのプレータイムを多くし、相手を自陣に入れず、アタックを継続していきます。そんな中、この日初のスタメンを掴んだ9番山口の左足が火を噴きます。前半7分、センターライン付近でのラックから、相手の背後にスペースを見つけると、相手ディフェンスの隙間を鋭く突いてキックを放ちます。それを素晴らしい反応でチェイスした快速の11番石井が、難なく追いつき先制トライを奪います。(7-0 バンワイク ゴール成功)先制トライを勢いに畳み掛けたい東芝ですが、ここから豊田自動織機の堅いディフェンスに苦しめられます。何度も相手陣へ攻め込みますが、追加点には至りません。この点が、今シーズンの東芝の課題の一つです。逆に東芝のアタックをしっかりと防いだ豊田自動織機は、前半20分にペナルティーゴールを決めると(3-7)、30分には継続アタックから不意を突いてゴール前へハイパントを上げ、そのキックに一瞬反応の遅れた東芝選手が芝に足を取られた隙に、見事キャッチしトライを奪い逆転に成功します。(7-10)しかし、前半終了間際の39分に、東芝はまたこの展開かという思いを払拭するために、相手キックからのカウンターをミスなく継続し続け、東芝本来の強さである1人1人が前に出ながらボールを繋ぐ、スタンディングラグビーで継続します。そのまま8番リーチがゲインラインを切って11番石井にオフロードパスを通し、最後は石井から15番バンワイクにバスが通り、そのまま走りきってトライを返し再度逆転します。(14-10)

後半に入り、前半終盤の勢いを維持したい東芝でしたが、後半7分に安易なキックから相手に簡単にカウンターを仕掛けられ、ディフェンスラインの裏に誰もいない隙を突かれてチップキックを許し、そのまま継続されてトライを奪われ、再度相手にリードを許します。(14-17)そして、ここから東芝にとって悪夢のようなトラウマの時間が続きます。東芝は、3点差をひっくり返す為に、何度も何度も相手陣へ攻め込み、アタックし続けますが、この試合一貫して崩れない豊田自動織機の強固なディフェンスの前に、なかなかトライラインを越える事が出来ません。一進一退の攻防が続くなか、13番松延のキックをチェイスした15番バンワイクが足にかけてインゴールまで運び、最後は松延がグラウンディングしましたが、TMO判定の結果、二回目のキックの際にオフサイドがみられ、トライは認められませんでした。またこの試合もここまで同様なのかと思われる展開でしたが、ここまでの試合の経験から、トライが認められなくてもすぐに切り替え、集中力を切らすことなく再度攻め続けます。そして、そのトラウマを払拭する嬉しい出来事が起こります。この試合、終始こだましていたバックスタンドからの東芝コールにつられてか、東芝の猛攻に対する期待か、ラスト5分の東芝の攻撃中に自然に発生したメインスタンドからの手拍子。それにつられ、会場全体からも東芝の逆転を信じ手拍子が起こります。スタンドで見守るメンバー外の選手も声を張りあげながらその手拍子を始め、会場全体、チーム関係者、グラウンドにいる選手たち皆が逆転へのラストチャンスに全てを賭けます。そして迎えた後半39分、ゴール前スクラムを交替で入った17番田中がググッと押し込み、相手からペナルティーを奪いアドバンテージを得ると、ベテランの21番藤井がすかさず10番大島へパスし、大島は迷わず大きく外へキックパス。そのキックは、低い弾道で左カーブを描きながら見事相手の背後へ。そこへ23番豊島が素早く走り込み、ワンバウンドしたボールをしっかりキャッチして逆転のトライを奪い、ついに勝ち越しに成功します。(19-17 ゴール失敗)その後のラストワンプレーのキックオフも、しっかりとボールをキープし、試合はそのままノーサイドを迎え、会場全体を歓喜の渦が包み込みます。(最終スコア 19-17)

ここまでの苦しい苦しい道のりに、まずは終止符を打つことが出来ました。この試合、最後に生まれた逆転トライは、間違いなくあの手拍子が引き起こした必然的なものです。この苦しい状況を乗り越える事が出来たのは、どんな状況であっても我々を見捨てずに温かく見守って下さり、最後のトライを後押しして下さったファンの皆様のお陰です。本当に本当にありがとうございました。勝てそうで勝てないチーム、なんとか勝てるチーム、負けそうだが負けないチーム、勝てるチーム、勝ち続けるチーム。色々なチームがあると思いますが、我々はなんとか、まず一つ、ステージを上がったのではないかと思います。もちろん、我々の目標は今のこのステージではありません。目指すステージまでの道のりはまだまだあります。しかし、この一歩が無ければ何も始まりません。勝てそうで勝てないチームにとって非常に大きな一歩であると思います。次戦はアウェーでの試合となりますが、次の一歩に繋げるための非常に大きなチャレンジとなります。そうです。我々はチャレンジャーなのです。一戦勝っただけで満足していてはいけません。まずは、暗く長いトンネルに一筋の光が射しました。その光を確かなものにする為に、今週もいい準備を重ね、良いファイトで臨みます。次節も、連勝を目指して頑張りますので、アウェーとなりますがどうぞ応援宜しくお願い致します。