世界初*1真空減圧による浸透吸水効果で お米を芯から炊き上げる圧力IH保温釜の発売について
―炊飯時の圧力を0.6気圧から最大1.4気圧までコントロール―
2006年7月19日
当社は、圧力IH保温釜に高性能小型真空ポンプなどから成る「真空αエンジン」を搭載し、0.6気圧から1.4気圧まで保温釜内部の圧力をコントロールすることで、炊飯時の吸水及び加熱を最適な状態とする真空圧力IH保温釜「真空圧力炊き RC-10VS/18VS」など3機種5モデルを9月20日から順次発売します。
新製品RC-10VS/18VSは、炊飯・保温の工程に合わせて効率的に働く「真空(浸透吸水)・圧力・真空(保温)・内釜・省エネ」の5つで構成された「真空αエンジン」を新しく搭載しています。
- 真空エンジン(浸透吸水)・・・高性能小型真空ポンプと気圧調整弁及び密閉構造から成り、炊飯開始時には0.6気圧まで減圧して真空状態にし、一気に1気圧(常圧)に戻して、お米に最適な浸透吸水を行います。
- 圧力エンジン・・・最大1.4気圧(温度110℃)まで加熱し、一粒一粒のお米に十分な熱を加えてα化を促進し、しっかり膨らみ旨みをたっぷり含んだ炊き上がりを引き出します。
- 真空エンジン(保温)・・・高性能小型真空ポンプと気圧調整弁の働きにより、減圧して真空にし、低酸素・密閉状態を作り出すことで、保温中のご飯の“黄ばみ”や乾燥を大幅に抑え、新鮮に保ちます。
- 内釜エンジン「鍛造ダイヤモンド銀釜」・・・鍛造厚釜外面に熱伝導率が高い「銀」を、内面のフッ素コーティングに熱伝導が高いダイヤモンド粒子を混入し、加熱性能を向上させました。これにより、炊飯時には従来以上に強く大きな対流を生み出すため炊きムラを抑えます。好評の「内釜フッ素コーティング3年保証」も継続します。
- 省エネエンジン「真空断熱パネル」・・・冷蔵庫用に開発された真空断熱パネル(VIP;Vacuum Insulation Panel)を用いた高断熱構造を採用し、保温性能と省エネ性能を向上させました。

更に「オート調理コース」を採用し、パンやケーキ作り、温泉卵、そして圧力による下ごしらえが簡単に調理できます。また、35℃から100℃までの温度と調理時間の設定を可能とする「お好み調理コース」の搭載により、炊飯以外にも幅広くご利用できます。
*1 2006年7月19日現在、家庭用IH保温釜において
新製品の概要
| 形 名 | 容量(L) | 本体色 | 発売日 | メーカー希望 小売価格(税込) | 目標販売台数 /月 |
| RC-10VS | 1.0 | (RS)ボルドーレッド (KS)カーボンブラック (SS)プレミアムシルバー | 9月20日 | 98,700円 | 1万2千台/月 |
| RC-18VS | 1.8 | 10月 1日 | 101,850円 |
| RC-10VT | 1.0 | (WS)パールホワイト (SS)プレミアムシルバー | 9月20日 | 85,050円 |
| RC-10VW | 1.0 | (LS)プレミアムブルー (SS)プレミアムシルバー | 9月20日 | 72,450円 |
| RC-18VW | 1.8 | 10月 1日 | 75,600円 |
商品化の背景と狙い
保温釜の2006年度の需要は、買い替え需要を主体として、約660万台が見込まれており、その内、IH保温釜の構成比は5割を超えています。こうした中、炊きたてのおいしさへの期待と保温後のおいしさに対する要望は高く(東芝調べ)、個食化等による食事時間帯の拡散も、保温したご飯の味にこだわる方が増える背景となっています。一方で、玄米や五穀米等の健康米も簡単においしく炊きたいという要望もあります。
当社はこのようなニーズに対し、世界初*1の「真空αエンジン」の搭載により0.6気圧〜1.4気圧(110℃沸騰)の可変圧力を実現し、吸水と加熱条件をより理想の炊飯工程に近づけ、ご飯の旨みを引き出します。さらに鍛造ダイヤモンド銀釜、および真空断熱パネル(VIP)の採用により、炊きたてばかりか保温時もおいしいご飯を提供いたします。
新製品の主な特長
1.新搭載「真空αエンジン」
新製品に搭載した「真空αエンジン」は、「真空(浸透吸水)・圧力・真空(保温)・内釜・省エネ」の5つのエンジンで構成され、従来の加圧機構に加え、減圧のための高性能小型真空ポンプを搭載し、圧力調整弁などにも改良を加え、0.6気圧の減圧状態から、1.4気圧の加圧状態にまで対応できる炊飯・保温を実現しました。
これらの機能により、お米をよりおいしく炊き上げるだけでなく、長時間おいしく保温できます。
2.世界初*1「真空エンジン」による浸透吸水
保存中のお米の含水率は通常15%前後ですが、おいしく炊く条件は、炊飯における「浸し」工程で含水率28〜29%とされています。一般にお米を2時間程度水に浸すと、含水率は30%前後に達しますが、お米の表面が吸水過剰になり、且つ炊飯にかかる時間が長くなります。新製品では「真空エンジン」により、炊飯開始時に内釜の中の気圧を0.6気圧まで下げてお米の中に残存している空気を排出し、水分の吸収を促進させ、その後一気に1気圧(常圧)に戻し、従来と同等の浸し時間でお米内部まで最適な浸透吸水を行います。
*1 2006年7月19日現在、家庭用IH保温釜において
3.「圧力エンジン」による炊飯制御
炊飯時、DSP(Digital Signal Processer)インバーターにより、常圧から最大1.4気圧まで圧力をコントロールし、お米本来のおいしさを十分に引き出して炊き上げます。お米の中心部まで浸透吸水されているため、一粒一粒がα化し、炊きたての保水状態が長時間保持されます。
4.世界初*1「真空エンジン」による約32時間おいしい保温
「真空エンジン」は、保温時にも内釜内部を0.6気圧に減圧することで酸素濃度を下げ、ご飯の酸化を防いで、黄ばみや酸化臭の発生を抑えます。また密閉構造により、水分蒸発量が従来機種*2の4分の1に抑えられるため、保温開始から約32時間後も炊きたてに近い保水状態を保ちます。
*1 2006年7月19日現在、家庭用IH保温釜において
*2 従来機種 RC-10LW との比較において
5.鍛造ダイヤモンド銀釜による炊きムラ低減(RC-10VS/18VS)
IHの強火を逃さず、最大限に利用するため、鍛造厚釜の外側表面には、熱伝導性に優れた銀を、内側コーティングには、高熱伝導性に加え高い硬度のダイヤモンド粒子0.1カラット相当を混入し、加熱性能を向上させました。この「鍛造ダイヤモンド銀釜」により、炊飯時に従来以上の強く大きな対流を生み出し、炊きムラを抑えた炊き上げを可能にします。
さらに、お米を研ぐ際に心配な内釜のフッ素樹脂加工の耐磨耗性も高めています。好評の「内釜3年保証」も継続します。
6.真空断熱パネル(VIP)の採用(RC-10VS/18VS)
冷蔵庫用に開発された真空断熱パネル(VIP)を、発泡ポリプロピレンではさんだ3層構造の高断熱構造を採用し、断熱性と保温性能を向上させました。この結果、保温時の消費電力量は従来機種(RC-10LY)と比較して、約14%削減*しています。
* 断熱構造のない従来機種RC-10LY 28.57Wh、新製品RC-10VS 24.46Wh、1時間当たりの平均保温電力量の比較による
7.その他の特長
・オート調理コース: 炊飯の他にパンやケーキ作り、温泉卵、圧力による下ごしらえが簡単に調理できます。
・お好み調理コース: さらに35℃から100℃までの温度と調理時間の設定を可能とし、IH保温釜調理の幅を広げました。
・大きく見やすい表示パネル(RC-10VS/18VS): 大きくて見やすいホワイトとブルーのバックライトの液晶表示なので、操作も簡単です。
・エンボスステンレスボディ: 汚れがつきにくく、掃除もしやすいクリーンコート仕上げです。
新製品の主な仕様
| 形名 | RC-10VS RC-18VW | RC-10VT | RC-10VW RC-18VW |
| 容量 | 1.0L/1.8L | 1.0L | 1.0L/1.8L |
インバーター 方式 | DSP | DSP | DSI |
| 真空制御 | 最低0.6気圧(真空αエンジン) |
圧力制御 (最高温度) | 最大1.4気圧 可変 (110℃) | 最大1.2気圧 可変 (105℃) |
| 内釜仕様 | 鍛造ダイヤモンド銀釜 | 剛熱鍛造厚釜 |
| ダイヤモンドチタン3年保証 |
| 内蓋仕様 | 抗菌ステンレス製 | ステンレス製 |
| 調理コース | 「お好みコース」&「オートコース」 お好みコース:35〜100℃、最長9時間50分 オートコース:パン発酵、焼き、温泉卵、下ごしらえ、蒸し |
| 表面仕様 | クリーンコート・エンボスステンレス |
| 本体断熱 | 真空断熱パネル(VIP) &発泡PP | 発泡PP | ― |
| 液晶パネル | ホワイト&ブルー バックライト | ノーマル | ノーマル |
| その他 | 真空圧力インジケーター | ― | ― |
外形寸法 (mm) | 1.0L: 幅268×奥行369×高さ233 1.8L: 幅299×奥行400×高さ263 | 幅268× 奥行369× 高さ233 | 1.0L: 幅268×奥行369×高さ233 1.8L: 幅299×奥行400×高さ263 |
| 消費電力(W) | 1.0L:1250W/1.8L:1400W | 1.0L:1250W | 1.0L:1250W/1.8L:1400W |
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