監視・制御装置
監視・制御装置は、水力発電所を運転するための中枢機器です。東芝は、最新のディジタル技術を駆使して、中小水力発電から高性能・高信頼性の大規模揚水発電まで、幅広いニーズに適した監視・制御装置を提供しています。監視・制御装置は、日常の運転制御や監視を行うだけでなく、事故発生時に機器を保護する保護装置や事故情報を記録する記録装置、発電所と遠方制御所との伝送装置などから、構成されています。
日本の殆どの水力発電所は、遠方からの監視・制御により、無人で運転されていますので、一般的に二つの監視制御方式で構成されています。 1つは発電所で直接監視・制御を行う方式で、発電機器や発電所共通設備の自動制御装置、調速・励磁調整制御装置、補機制御装置、状態監視装置などを装備しています。 もう1つは遠方の制御所から、発電機器の運転・停止や水力発電所の運転状態の監視を行います。そのため、遠方へ情報を伝送するための、伝送装置も装備しています。

水力発電監視・制御システム構成例

大規模水力発電所用監視・制御装置
多機能一体形監視制御システム
東芝は、主機制御、調速制御機能、励磁制御機能、伝送機能を1つの中央演算処理装置(CPU: Central Processing Unit)に組み込み、更に、保護装置も付加した新しい一体形制御装置を開発しました。この一体形制御装置は、主に中小水力発電所向に適用され、以下の特長を持っています。
- 省スペース・経済性の向上
- 用品やハードウェア数量の大幅な削減を図り、従来の7 面構成の機能を一体化することにより、盤面数を2 面に削減することを実現しました。
- また、ソフトウェアの標準化を進めて、プラント個別の設計対応を低減させました。この他にも、組立てや配線などの工数削減、試験期間の削減などと併せて、コストダウンを図っています。
- 現地の工事・試験期間短縮
- 発電機器の制御・保護機能をすべて盤に収納しましたので、現地でのこれらの接続や確認作業が不要になりました。
- 監視操作一体化
- 発電機器の運転・停止操作や、運転監視状態を1つのタッチパネルで実現しました。

一体形配電盤





火力・水力事業部のトップへ