水車
水車の型式は、その要項(流量、落差)によりさまざまな種類と形状があります。水力発電所の建設地点(地形条件)により異なる多様な要項に対応した水車を提供するとともに、技術開発においても先駆的な役割を果たし、豊富な実績と信頼を築いています。
フランシス水車/中・高落差向

フランシス水車ランナ(中落差向)

フランシス水車ランナ(高落差向)
納入例と特徴
- 北陸電力 有峰発電所(266MW−430m)
/日本最大級の大容量、高落差機 - オーストラリア Wivenhoe発電所(325MW−115m)
/タンデム型(ポンプ(揚水)と水車(発電)を一本の軸で結んだタイプ) - 中国 Da Yingjiang発電所(179MW−331m)
/スプリッタ型ランナ(長翼と短翼で構成した高性能化ランナ)適用機
カプラン水車/低・中落差向

カプラン水車ランナ
納入例と特徴
ボスニア・ヘルツェゴビナ Visegrad発電所(111MW−47m)
/日本メーカ製作の最大容量機(製作当時)
北海道電力 新忠別発電所(10.5MW−48m)
/ランナ翼操作用に油圧に代え電動サーボモータを採用した最大容量機
バルブ水車/低落差向

バルブ水車ランナ
納入例と特徴
中国 Naji発電所(22.56MW−11m)
/東芝で開発設計、東芝水電設備(杭州)有限公司で構造設計並びに製作
ペルトン水車/高落差向

ペルトン水車ランナ
納入例と特徴
ベトナム Da Nhim 発電所(43MW−740m)
/高性能化ランナへ更新
ポンプ水車/揚水発電用

ポンプ水車ランナ
納入例と特徴
東京電力 葛野川発電所(412MW−782m)
/世界最高揚程機
東京電力 神流川発電所(482MW−728m)
/スプリッタ型ランナ適用機・世界最大級容量機
ブルガリア Chaira発電所(216MW−701m)
/世界で初めて揚程700mを超えた単段ポンプ水車(当時世界最高揚程機)
セルビア Bajina Basta発電所(315MW−621m)
/世界で初めて揚程600mを超えた単段ポンプ水車(当時世界最高揚程機)
技術開発
高効率、高性能で環境にやさしい水力発電システムを世界中に提供するため、東芝は、継続した開発や研究に取り組んでおり、世界最高レベルの水車技術を有しています。
世界有数の水力研究所では、実物水車をスケールダウンしたモデル水車を用いて、水車性能や流体現象の試験や研究を実施し、常に高性能な最先端技術の水車を提供しています。

水力研究所

水車モデル試験装置
また、モデル試験とともに解析技術の向上にも取り組んでおり、水車の流体現象の解析力に対し世界最高のレベルという評価を得ています。(IAHR主催TURBINE 99 流体解析国際会議のコンペにて3回連続1位)

水車流れ解析事例

バルブ水車ランナキャビテーション解析事例
技術事例
長翼と短翼を交互に配置するスプリッタ型ランナを世界に先駆けてポンプ水車に採用することにより、発電並びに揚水運転効率や安定運転性能をさらに向上させています。
また、環境面を考慮し、油レス化への取り組みのほか、米国でニーズの出ているフィッシュフレンドリー技術(水車内を通過した魚に極力危害を与えない水車)の開発にも着手し、魚にやさしい水車の検討を行っています。

スプリッタ型ランナ模式図
(フランシス水車の事例)





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