
A-USC(700℃級超々臨界圧発電)
A-USCとは?
A‐USCとは、Advanced Ultra-Supercriticalの略で700℃超臨界圧発電システムを意味します。最新の通常火力発電では、蒸気温度は約600℃ですが、A-USCでは、蒸気条件を700℃以上にすることで、大幅な効率向上を可能にします。主蒸気圧力35MPa、主蒸気温度700℃、再熱蒸気温度720℃/720℃の二段再熱蒸気条件のA-USCプラントでは、46%以上の送電端効率[HHV基準]が期待できます。

A-USCの開発課題
A-USCの実用化のためには、700℃以上の蒸気に耐えられる材料の開発と、信頼性、経済性を同時に達成するためのシステムと構造上の工夫が必要になります。現在、蒸気タービンの材料として使用されている耐熱鋼では、630℃程度が適用限界と考えられています。700℃以上の蒸気に直接晒される部分に対してはNi(ニッケル)基合金等の耐熱材料の適用が不可欠と考えられます。

開発状況
当社では、A-USC実用化のための様々な開発を行っています。材料開発では、特に大型Ni(ニッケル)基合金部材の製造性と、偏析や欠陥、強度の低下等が生じない材料の品質が重要となります。現在、大型部品の試作を行い材料の製造性や品質を検証しています。

大型試作ロータ(重量7ton)

大型試作弁(重量3.5ton)
2008年から、A-USCプラントの要素技術開発が、国家プロジェクト「先進超々臨界圧火力発電技術実用化要素技術開発」として開始されました。当社もこのプロジェクトに参画し、A-USCの早期実用化のために貢献しています。





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