産業用発電
産業用発電とは?
産業用発電設備は、鉄鋼会社や製紙会社等の一般産業、官公庁等が設置する設備で、それらユーザーが事業所内の電力のコストを抑える目的で、あるいは所内で蒸気を使用するうえで発電も兼ねたい等の目的で設置されます。電力・蒸気エネルギーの供給源として、事業所全体で消費される総合エネルギーコストの削減に寄与しています。
産業用発電の特徴
当社では、ユーザーの多種多様なニーズに応えるため、基本となる復水式と背圧式*1に、抽気*2、混圧*3を組合せた、多くのタービン形式を準備しています。また最近では、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンを一台のケーシングまとめることが可能となり、省スペース化も図っています。一方、性能面でも様々な向上技術を開発し、発電所の熱効率向上に努めています。
| 個々の出力 | 1〜175MW |
|---|---|
| 台数 | 約600台 |
| 合計出力 | 10,000MW |
補足
*1
復水器で蒸気を凝縮せずに、蒸気として利用する方式。
*2
蒸気タービン内から蒸気を一部取り出すこと。
*3
蒸気タービン内へ蒸気を混入させること。
産業用発電の納入事例
下記写真は、1999年4月に営業運転を開始した、東ソー(株)殿南陽事業所第2発電所第5号機149MWプラントです。この蒸気タービンは再熱2段抽気復水式*1で、別置型蒸気加減弁による蒸気タービンのコンパクト化を図っています。また、蒸気タービンより抽気した2種類の蒸気は、南陽事業所だけでなく他社工場へも送気しており、これら抽気の圧力制御には内部制御方式*2を採用しています。このプラントでは、149MWの電力を供給するとともに、最大300T/Hの蒸気を送気し、工場生産ラインに使用される電気・蒸気エネルギーの総合供給源として活躍しています。
補足
*1
2ヶ所から蒸気を取り出し、残りの蒸気は復水器で凝縮する。
*2
蒸気タービンに加減弁を設置し、抽気圧力を制御する方式。





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