新しい方式のマルチメディアサーバ「スマートストリーマ」の開発について

1995年12月5日

…独自の高効率アーキテクチャの開発により、大規模で低コストの地域オン・デマンド・マルチメディア情報サービスが実現可能…

 当社は、21世紀のネットワーク・マルチメディア時代の到来に先駆けて、 従来の5分の1以下の低価格*で、マルチメディア情報配信システムを構築できる 新しい方式のマルチメディアサーバ 「スマートストリーマ」を開発しました。
 「スマートストリーマ」では、映像データを 一時的に蓄える半導体メモリとデータをそれぞれのユーザ回線にスムーズに 送り出すスイッチを組み合わせた「ストリームスイッチアレイ」を新たに開発して 用いることで、サーバ計算機や超並列計算機などの高価な装置を使わずに、同時に 最大240のユーザに同一サービスの提供を可能にしました。

 映像などの連続情報の配信をつかさどるマルチメディアサーバは、ビデオ・ オン・デマンド(VOD)や、インフォメーション・オン・デマンド(IOD)を はじめとする、マルチメディア情報サービスを実現するためのキーコンポーネント として位置づけられています。これらのサービスでは、大量のデータを多数ユーザに 向けて即時にとぎれなく配信できることが必須条件であり、マルチメディア・サーバ として、従来はサーバ計算機や超並列計算機などを利用していました。 「スマートストリーマ」では、これらの条件を満たす システムを高価な大型計算機を使わずに構築でき、市町村レベルの大規模な地域 オン・デマンド・マルチメディア情報サービスの配信システムの実現が 容易になります。

*加入者一人当たりに換算したサーバコスト


開発の背景
「スマートストリーマTM」の原理・特徴
試作機の主な仕様


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