開発の背景と狙い

 ATMは、文字や音声、映像などの大容量のデジタル化された情報を高速に伝送 できる技術で、すべての情報を53バイト(48バイトの情報に5バイトの宛先情報を 加えたもので、このひとかたまりをATMセルという)の固定長セル(小包)にして 伝送する方式です。すべての端末が伝送帯域を共用するイーサネット方式と違い、 ATMセル単位で通信相手を切り替えることで伝送帯域を共有できることから、 マルチメディアネットワークにおいては、今後の主流の技術となることが 予想されています。この中でとくに、動画像データなどの膨大なデータ量を扱う マルチメディア機器においては、データを劣化させることなく、高速伝送が可能な ATM対応LSIが求められています。

 当社は、このようなニーズに対応して、ATMデータの高速処理・高速伝送が 可能なATM対応スイッチLSIを開発したものです。

 なお、当社は、本開発品を2月8日から2月10日(現地時間)まで米国・ サンフランシスコ市で開催される「国際固体素子回路会議(ISSCC96)」で 発表する予定です。


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