本開発品の特長

  1. 8入力、8出力の入出力ポートに、ハイレベルとローレベルの電位差が 0.4ボルトと振幅の小さい差動信号で毎秒200メガビット以上の高速データ 伝送ができるLVDSインターフェイスを採用しており、低消費電力かつ 世界最高速の毎秒5ギガビットの高速データ処理を実現できます。
    LVDSは、電位レベル変換用の専用ICを用いることなく、同一ボード内の チップ間をはじめATM交換機内のボード間のデータ転送を毎秒200メガビットの 高速動作で行うことができます。

  2. ATMセルを320セルまで蓄積でき、5種類の「遅延優先クラス」の 仕分けとマルチキャスト(同報通信)を行うためのアドレス管理を効率的に 実現できる「シフトレジスタ形アドレス・ジェネレータ」を内蔵しています。 データの書き込み・読み出しは、それぞれ128ビットバスで行えるため、 高速処理が可能です。

  3. 優先度の異なるATMセルがある場合に、優先度の高いATMセルから 先にデータ処理を行う5種類の「遅延優先クラス」に対応しています。 (1)電話回線など、リアルタイム性が要求され、転送速度が一定のCBR (コンスタント・ビット・レート)、(2)動画像などリアルタイム性が要求され、 転送速度が変化するリアルタイムVBR(ヴァリアブル・ビット・レート)、 (3)リアルタイム性は重視されないが、より正確なデータ転送が求められる ノンリアルタイムVBR、(4)コンピュータ間のデータ伝送に用いられる ABR(アベイラブル・ビット・レート)、(5)UBR(アンスペシファイド・ ビット・レート)の順にデータ処理が行われます。

  4. 従来、外付けのICで行っていたマルチキャスト機能を内蔵しており、 任意の出力ポートの組み合わせに対してATMセルをコピーして出力することが 可能です。


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