開発の背景と狙い

 現在DRAMは、汎用コンピュータやワークステーション、パソコンなどの メインメモリや、画像表示メモリ、大容量データバッファなどに幅広く 使用されていますが、これら機器のCPUはその演算処理速度を急速に 向上しています。これにともない、システム全体の処理能力を高めるために、 高速なデータ転送が可能なDRAMの要求が高まっています。

 DRAMは従来、CPUなどの動作をコントロールするクロックと動作制御が 非同期でしたが、シンクロナスDRAMは、CPUの外部バスの周波数に合わせて 動作するように設計されています。このため、シンクロナスDRAMはシステムを 組む際に無駄な時間幅をとる必要がなくデータ転送の高速化が可能になるため、 今後ますます高速化するCPUに対応できるDRAMとして注目されています。

 当社は、現在もっともニーズの多い16メガビットの容量で、64ビットCPUを 搭載したパソコンのメインメモリや、マルチメディア機器の鍵となる動画像データ 処理方式 「MPEG2」のデコーダ用バッファメモリに最適な1メガワード× 16ビット構成をはじめとし、2メガワード×8ビット構成、4メガワード× 4ビット構成をラインナップとして揃えることで、幅広いシステムのニーズに 合わせた最適なメモリ構成を可能にしています。


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