GSM方式携帯電話機新製品の発売について

1996年3月13日

欧州携帯電話市場に参入

 当社は、GSM方式の携帯電話機の新製品「TCP―6000」を独 ハーゲヌック・テレコム社と共同開発し、3月14日からドイツのハノーバーで 開催されるCeBIT’96に出展するとともに、96年中頃から欧州で発売します。

 GSM方式は、デジタル携帯電話機の欧州統一規格で、欧州のほか東南アジア、 中近東、アフリカなど世界80カ国以上で採用が決まっており、2000年には 全世界で5千万人以上の加入者が見込まれています。

 1994年4月から当社は、独ハーゲヌック・テレコム社とGSM方式携帯 電話機の共同開発を行っています。当社は、今回共同開発した電話機の当社ブランド 製品の供給を、独ハーゲヌックテレコム社から受け、欧州での販売を 開始するものです。

 新製品は、GSM方式の携帯電話機として業界最薄の薄さ17mmを実現すると ともに、容積125cc(*1)、重さ135g(*1)を実現しています。 また、携帯電話機として初めて、内蔵アンテナを搭載し、外部アンテナと 同様のアンテナ性能を実現しながらアンテナを出し入れする手間をなくすなど、 電話機を簡単に操作することができます。

((*1)リチウムイオン二次電池搭載時)

 当社は、北米、南米、東南アジア市場でAMPS方式、ETACS方式の アナログ携帯電話機、日本市場でアナログのTACS方式、デジタルのPDC方式の 携帯電話機を販売しています。
 今回の独ハーゲヌック・テレコム社との共同開発および商品化により、当社は 携帯電話事業において日・米・欧・アジアにおける世界的な事業体制の確立を 目指すもので、今後とも期待される携帯電話市場の拡大に対し、タイムリーな商品の 提供を図っていきます。


本開発品の主な特長
本開発品の主な仕様


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