新製品の主な特長

  1. ATMフォーラムの最新規格であるUNI4.0に準拠しており、回線の 混み具合に応じて伝送速度を可変できるため伝送データを効率よく円滑に 処理することが可能なABR機能を備えるとともに、毎秒約155メガビットの 高速データ伝送ができます。

  2. ABR機能に加え、音声データや映像データなどリアルタイム性が要求される データを最優先で伝送するCBR機能、電子メールなどリアルタイム性があまり 要求されないデータ用のUBR機能の3種類の速度制御方式を有しています。

  3. 外部インターフェイスは、パソコンの拡張バスとして主流な32ビット、 33メガヘルツ動作で5ボルトと3.3ボルトの両方の電圧をサポートできる ユニバーサルPCIインターフェイス・バスを内蔵しています。また、物理層制御 LSIとのインターフェイスとしてUTOPIAインターフェイス・バス、 そのほかに周辺LSIの制御用として8ビットの汎用データバスを有しており、 システム構成を容易に実現できます。

  4. MPEGの画像圧縮データの通信をリアルタイムに実現するため、CPUの データ転送の負荷を大幅に低減できる「MPEG super packet」機能を 備えています。

  5. 外部に128キロバイトのSRAMを搭載することでヘッダーの宛先情報を 1024まで指定できます。また、低価格システム用として64キロバイトの SRAMを搭載することで256まで指定できるモードも有しています。さらに、 4096まで指定できる製品も開発中で、年内に商品化する予定です。

  6. ATMフォーラムの標準規格であるレイトベース(ATMセルの伝送速度を 制御してネットワークの効率を向上させる方法)およびフローベース(ATMセルの 伝送データ量を制御してネットワークの効率を向上させる方法)の両規格を サポートしています。

  7. PCIインターフェイスとして高速データ転送が可能なDMAを内蔵しています。

  8. 0.4ミクロンのCMOS微細加工技術などによりチップ面積を縮小しており、 コストパフォーマンスに優れた製品を実現しています。

(注)SAR(Segmentation and Reassembly)-LSIは、デジタル化された情報を ATMの伝送単位である53バイト(48バイトの情報に5バイトの宛先情報を 加えたもので、このひとかたまりをATMセルという)の長さの伝送ブロックに 区切って送信したり、外部受信したデータを再びATMセルに組み立てるLSIです。


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