「DVCPRO」フォーマットに基づく放送事業分野における東芝、松下の提携について

1996年11月12日

株式会社 東芝
松下電器産業株式会社

 株式会社東芝と松下電器産業株式会社は、放送分野を中心とするニュース制作・ 伝送システムにおいて、各々の特長技術を活かして開発した製品を相互供給するなど、 「DVCPROフォーマット」の普及活動を協力しながら推進していくことに本日 合意しました。

 近年、放送分野のマルチメディア化、多チャンネル化に伴い、コンテンツの制作・ 伝送インフラのデジタル化、ダウンサイジング化、オープン化がますます 進展しつつあります。
両社は、このような市場に対応し、東芝の伝送技術と松下電器産業のVTR技術を 活かし、デジタル放送機器分野において「DVCPROフォーマット」の応用・ 普及で協力関係を築いてきました。
 これらの協力関係のもと、両社は「DVCPROフォーマット」によるニュース 制作・伝送システム構築の為のキーコンポーネントの開発を進めて参りました。 その成果として、東芝はDVCPROデジタル圧縮信号を圧縮したまま効率的に 伝送するDVCS規格のIC、DVCPROフォーマットの衛星伝送用モデム、 ノンリニア編集用インターフェース装置を開発しました。また、松下電器産業は DVCPRO圧縮の関連IC、DVCPROデジタルインターフェースIC、 ノンリニア編集用映像処理ボードを開発しました。

 両社はこれらの「DVCPROフォーマット」に基づく製品を相互に供給し、 各々特徴あるトータルデジタルシステム事業を展開していきます。
 急速に高機能化、低価格化が進むコンピュータ技術を応用し、ニュース取材から 制作・編集・送出までをデジタルネットワークで結ぶシステムを、東芝は DVCSネットワークにより構築される「NewsAVAILシステム」として、 松下電器産業は「DVCPROニュース統合化システム」として、トータル ソリューションを提供していきます。

 両社は今回の提携強化の成果を11月13日から幕張メッセで開催される 「InterBEE‘96」において展示します。


お問い合わせ先
お客様からの
お問い合わせ先
株式会社東芝 通信・放送システム事業部 03-3457-3131
松下電器産業株式会社 ビデオシステム事業部 06-901-1467


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。