図表や縦書き/横書き文章が混在した印刷文書を自動的に読み取る「ExpressReaderPro」の発売について

1997年3月26日

 当社は、図表や縦書き/横書き文章が混在した複雑なレイアウトの印刷文書でも自動的に高速・ 高精度で読み取ることのできるドキュメントリーダ「ExpressReaderPro」シリーズを商品化し、 本日から営業活動を開始します。

 新製品は、認識部にソフトウエアを採用したソフトウェア版および、ボードを採用した高速版の2タイプで、 WindowsNT/Windows95上で稼動します。
 新製品は、当社が開発した新しい手法(*)を採用することにより、 新聞・雑誌等の複雑なレイアウトの文書を高精度に解析し、図表や印刷文字を自動的に読み取り、 当社従来製品(ExpressReader70J)と比較して約4倍の入力効率を実現しています。
 高速版は、高速文字認識ボードの開発により、 当社従来製品(同上)と比較して約14倍以上の業界最高速の文字認識速度 (1000文字/秒:認識率99.5%(当社サンプルシート使用時))を実現しています。
 さらに、認識率99.7%(600文字/秒(当社サンプルシート使用時))の高精度モードを用意し、 高精度を要求される文書の読み取りに対応しています。
 また、多様な出力形式をサポートしており、 図や表などの入った文書はレイアウト情報も含めたHTML形式で保存が可能で、 インターネット/イントラネットのホームページ作成等にも活用することができます。


「単純な要素やルールが多数集まって局所的な相互作用を繰り返す中から複雑な現象が生じる」 という人工生命研究で用いられている「創発的計算」の考え方を応用している。


新製品の概要
開発の背景と狙い
新製品の主な特長
ExpressReaderProの仕様、動作環境、製品構成
お問い合わせ先


  • WindowsNT、Windows95、Word、Excelは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。


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