DVDを利用した販促用ビデオクリップ提供事業の開始について

1997年6月17日

 当社の出資する合弁会社「株式会社オムニバス・エンターテイメント」(所在地:東京都港区、社長:鵜澤明)は、 CDショップなどに、新曲、ヒット曲などのミュージック・ビデオクリップを編集したDVDディスクと、 DVDビデオプレーヤを使用した映像・音声視聴用装置「インタラクリップスタンド」を提供するコンテンツプロバイダ事業を開始します。 7月15日からサービス運用を本格的にスタートします。
 「株式会社オムニバス・エンターテイメント」は、昨年12月に当社と株式会社ユーリンク、 ヒビノ株式会社、タイムワーナーエンターテイメントジャパン株式会社の合弁で設立したものです。 合弁会社では、国内外のレコード会社十数社からミュージック・ビデオクリップの提供をいただき、 これをDVDディスクに編集しCDショップなどに貸与するとともに、視聴装置「インタラクリップスタンド」の販売を行うものです。 事業開始時点で、約50曲のタイトルをDVDディスクに収め貸与を開始します。 初年度で約800店へのサービス導入を目指し、今後、更に広範のCDショップ、 レンタルショップなどに導入を提案していきます。
 本システムの導入費用は、装置代が277,000円、 DVDディスクのリース代金がディスク1枚あたり月12,000円で、 合弁会社が加入窓口となります。また、DVDディスクは、随時、新タイトルを収録・編集し、 システム導入店に配巻していきます。

 DVDは、高画質映像と高音質音声を収録できる直径12cmの大容量光ディスクで、 片面4.7ギガバイトで約2時間分の映像・音声を収めることができます。 現在、新曲販促用ビデオクリップは、VHSテープで大量に制作・配布されていますが、 ランダムアクセスができない、テープの入替え・巻戻しなどの操作が煩雑なことからCDショップなどでの利用は限られていました。 本システムを用いることで、簡単に、ゲーム感覚で希望のアーチスト、タイトルを検索し テレビモニターとヘッドホンでミュージック・ビデオクリップを楽しむことができ、ミュージック会社、 CDショップなどの販促活動にも寄与できます。
 合弁会社では、音楽CDなどの新曲販促用のミュージック・ビデオクリップを手始めに、 レンタルビデオ店向の映画予告編タイトル、旅行代理店向の旅行パッケージ映像紹介などの応用分野、 DVDソフトの販促タイトル提供にも事業拡大を図っていく計画です。


「インタラクリップスタンド」の概要
「株式会社オムニバス・エンターテイメント」の概要


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