PHS(α-DATA32)の位置検出技術を利用した国内初の商用インターネット情報提供サービスの開始について

1997年10月2日

「駅前探険倶楽部」に「駅のナビゲーションサービス」を新たに追加

 当社は、α-DATA32規格に基づくPHSの位置検出機能を利用して、 ユーザの現在位置を検出する技術を開発し、 同技術を利用した国内初の商用インターネット情報提供サービスを10月6日から開始します。同サービスは、 当社が5月から始めた「駅前探険倶楽部」(会員数約4万人/http://ekimae.toshiba.co.jp)の新サービスとして、 PHS端末の概略位置から利用者の周辺にある駅名を自動的に表示する「駅のナビゲーションサービス」として提供されます。

「駅のナビゲーションサービス」表示画面
(*表示画面中の「乗り換え案内」、「終電案内」は現在準備中です)

 同サービスでは、PHS(α-DATA32)を使ってインターネットにアクセスすると、 基地局から送られてくる基地局番号とDDI東京ポケット電話株式会社から提供される基地局位置情報により当該PHS端末の概略位置を検出し、 周辺にある駅名を利用者の携帯情報端末などに、 最大で5駅まで自動的に表示します。
 これにより、「駅前探険倶楽部」の利用者は、 これまで必要とされていた駅名の入力などを必要とせずに、 簡単に自位置の周辺にある駅名を検索・指定することができ、 必要とする情報に短時間でアクセスすることができます。

 本技術はモバイルコンピューティングが盛んになる中で、 PHSを使った位置検索の中核技術の一つと考えられており、 当社は本技術をいち早く商用サービスとして提供するものです。 今後も、当社は、本技術を積極的に活用し、 PHSのメリットを生かした新サービスを開発、提供していきます。
 なお、本サービスは、10月6日から幕張メッセで開催されるエレクトロニクスショー97に展示されます。


位置検出技術について
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