平面ブラウン管を搭載したワイドテレビ「FACE」の発売について

1998年1月20日

 当社は、当社が新たに開発した平面ブラウン管「フラットスーパーブライトロン管」を搭載することで、 画面中央部と周辺部の明るさと解像度をほぼ均一化して、画面周辺部まで均一な精細度を実現すると同時に、 歪みが少なく自然で鮮明な画像を再現した32型ワイドテレビ「FACE 32Z1P」、 28型ワイドテレビ「FACE 28Z1P」など4機種を商品化し、3月1日より順次発売します。

 「フラットスーパーブライトロン管」は、シャドウマスク方式のブラウン管として当社が世界で初めてフラット化の開発に成功したものです。 新製品はこのブラウン管の採用により、歪みが少なく自然で鮮明な画像を実現しました。 また、既に輝度・コントラストを40%向上させた当社独自の「スーパーブライトロン管」の明るさに加えて、 今回更に周辺フォーカスを15%、周辺精細度を20%向上させています。

 また、走査線が目立たずちらつきを抑えた「デジタル・プログレッシブ方式」の採用(「32Z1P」「28Z1P」)や、 リモコンと画面上の絵文字を併用し、キー数を従来の2/3に減らした「簡単リモコン」など、 高品質な映像を手軽に楽しむことができます。
 さらに、西暦2000年に開始が予定されているデジタル放送を今後開発される別売アダプタを接続することにより、 ハイビジョン並の高品位で受信することができます。

シャドウマスク方式:ブラウン管では電子銃から発射された電子が表示面裏側の蛍光体に衝突することで発光が起き、 画像や文字が表示されます。蛍光体は赤緑青が規則正しく並んでおり、 各色蛍光体に対応した3本の電子ビームが連続的に照射されます。 この電子銃の電子を特定のピクセルに当たるようにするのがシャドウマスクの役割です。現在テレビ市場の9割以上はシャドウマスク方式です。


新製品の概要
商品化の背景と狙い
新製品の主な特長
平面ブラウン管「フラットスーパーブライトロン」について
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平面ブラウン管比較表(ワイド)


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