開発の背景

 近年、X線TV寝台システムは、従来の消化管検査主体型から、 より多目的な用途に使用されるようになっています。 また、画像の即時表示、診断しやすい画像を提供するための多彩な画像処理、 さらには病院ネットワークシステムへの画像出力などのためにデジタル画像処理装置を付加する割合が増えています。 国内のX線TV寝台システムは、年間2,500台規模で推移しています。 病院向けの中・高級システムがおよそ半分を占め、その半数にデジタル画像処理装置が装備されており、 その割合は近年増加傾向にあります。一方で、画像処理装置を使用している病院からは、 操作性の簡略化や処理スピードの高速化への要求が強く、 買い替え時の機種選定の大きなポイントとなっています。
 新シリーズは、画像処理装置のオペーレーティングシステムに「Windows NT」 を利用することで簡易な操作性を実現するとともに、医療画像処理専用ボードを加えることで、 高速な画像処理を可能にしました。
 新シリーズは、単に従来のX線TV寝台システムに画像処理装置を付加するのではなく、 フィルムを使用しないフルデジタルシステムを基本思想に、 高画質画像を実現するためにシステム開発したものです。


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