台湾・ウォルシンリュウワ社への大形TFT液晶技術の供与について

1998年3月2日

 当社は、大形TFT液晶表示装置に関する技術を台湾のウォルシンリュウワ社 (華新麗華股份有限公司 英文社名:WALSIN LIHWA CORP.)に供与することで合意し、 このほど契約を締結しました。

 ウォルシンリュウワ社は、半導体製造会社であるウインボンド・エレクトロニクス社 (華邦電子股份有限公司)などをグループ企業に持つ企業集団の統括会社であり、 今回、当社からの技術供与を受け、液晶表示装置の製造を行う新会社を設立する計画です。

 現在、情報通信機器のモバイル化が進む中で、 ノートパソコンのキーコンポーネントとなる液晶表示装置の需要が高まっており、 世界最大のパソコン生産拠点である台湾においても液晶表示装置の製造が求められています。
 当社は、IBM社との合弁会社であるディスプレイ・テクノロジー社において、 550ミリメートルX650ミリメートルの大形ガラス基板でのTFT液晶表示パネルの生産を、 業界に先駆けて稼働させるなどの実績を有しています。
 ウォルシンリュウワ社は、当社の持つ技術力を高く評価し、 技術供与を申し入れていたもので、今回当社は、この要望に応じ、 アモルファスシリコンTFT液晶表示装置の技術援助を行います。 また、技術支援とともに同社への技術者の派遣、教育、訓練受け入れも行います。

ウォルシンリュウワ社(華新麗華 股份有限公司)の概要

董事長 焦 佑倫(Yu-Lon Chiao)
資本金 167.66億NT$(96年12月末時点)
従業員数 ウォルシンリュウワ社 約1,500人
グループ 約6,500人
所在地 台北市民生東路三段117号
グループ企業数 40社


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。