PCサーバの新製品発売について

1998年6月16日

グローバルモデルで北米市場に参入

 当社は、PCサーバのグローバルモデルである新製品「MAGNIA(マグニア)シリーズ」を 日・米の両市場において本日から順次発売します。 新シリーズは、信頼性に優れた「GSシリーズ」の特長をさらに強化した企業の基幹システムに対応できる信頼性・頑健性の高いモデルであり、 当社は、今般、第一弾として中・下位機種のグローバルモデル「MAGNIA3000」「MAGNIA5000」の2機種を発売し、 米国市場に参入します。

 米国での展開においては、東芝アメリカ情報システム社(TAIS)が販売を担当し、 代理店やシステムインテグレーターなどの既存のパソコン販売網と連携することで、 パソコンやネットワーク機器などとの相乗効果を活かしつつ、 企業基幹システム向けのトータルソリューション事業を展開していきます。 新製品の投入により、国内、海外合わせて今後3年間で10万台の販売を目指します。

 新シリーズは、サーバの状態*1を監視できる当社の独自開発のサーバ管理コントローラ(SMC*2)を標準搭載するとともに、 Intel社提唱のサーバ管理アーキテクチャであるIPMI*3を採用したことで、 異常が発生した場合、マザーボードのフラッシュメモリに自動的にログをセーブします。 これによりサーバのOSがダウンしてもハードウェアの状態が把握でき、 万一故障した場合でも該当個所が容易に判別できます。 また、従来からの電源、ファン、ハードディスクドライブ(HDD)の冗長(二重)化のほか、 新モデルからはLANカードの冗長化も可能で、 エントリモデルにおいても十分な信頼性を確保しています。

 「MAGNIA5000」については、従来どおりタワー型として使えるほか、 筐体を横置きにしてラックに収納することで、 スペース効率と操作性の向上が図れる「ラッカブル筐体」を新たに採用しています。 さらに、横置きにした場合に5インチベイを取り外し水平に取り付けることができるなど、 設置状況に応じたフレキシブルな対応が可能です。 また、ミッドレンジクラスでは最大の12台の Ultra2Wide 対応HDDを内蔵可能 (最大108GB)で大容量アプリケーションサーバとして十分対応できます。

 また、両機種とも、Pentium(R)IIプロセッサ (400MHz or 350MHz)を最大2個まで搭載できるとともに、 CPUの性能向上とシステムバスの強化などにより従来機種に比べ性能が約1.5倍向上しています。

 さらに、新たに(1)ロックを外すだけで簡単に筐体を外せる「ネジレス設計」を採用するとともに、 (2)ファンや電源、マザーボードなどをモジュール化したことで各要素部品を一括交換(MAGNIA5000)でき、 メンテナンス性を大幅に向上しているほか、 (3)ネットワーク経由で電源を入れることができる 「Remote Wake On Tool」機能が新たに標準装備されているなど運用性に優れています。

*1: 電源、ハードディスクドライブ(HDD)、ファン、筐体内温度等
*2: SMC ・・・Server Management Controller の略
*3: IPMI ・・・ Intelligent Platform Management Interface の略(V0.9対応)


新製品の概要
背景と狙い
新製品の主な特長
お問い合わせ先

詳細は「PCサーバ」(http://eiplaza.toshiba.co.jp/pcserver)のホームページをご覧下さい。


  • Pentiumは米国Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft、Windows 、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。


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