新製品の主な特長

  1. 空調省エネルギー制御機能
     通商産業省の「エネルギー使用合理化関係技術実用化開発費補助金」の交付を受け、 「空調省エネルギー制御機能」を開発し、「BUILDAC」システムへ搭載することで、 従来製品に比べビル全体のエネルギー使用量を約10%削減しました。
     搭載している空調省エネルギー制御機能は、(1)ビル全体を一つの伝熱モデルとして捉え、 ビル全体の空調熱負荷や個別の空間の温度変化をエネルギーコントロールシステム(ECS)で予測し、 その予測結果に基づき、 最小エネルギー消費となるように空調機機の制御を実現した「需要予測型空調省エネルギー制御」と、 (2)居住者の暑い寒いといった温熱感覚を、 日本人に合った新しい快適性指標で現した「ニューロPMV」に基づいて、 快適な範囲内で室温設定値を省エネの方向に変化させることで、 省エネルギーと快適性を同時に実現した「快適空調制御」、の2つの制御ソフトです。

  2. 柔軟なシステムの拡張性と、最小規模の危険分散
     末端のコントローラであるLOCがシステムの最小単位であるため、 管理点数60点から6万点まで、新築・増築・リニューアルを問わず柔軟にシステム構築が可能です。
     また、LOCがシステムの最小単位であるため、 最小規模の危険分散を実現し高い信頼性を確保しています。

  3. ヒューマンインタフェース、サブシステムの自由な配置
     オープン系のクライアント・サーバアーキテクチャの採用により、 HIS(ヒューマンインタフェース)やBMS(ビルマネジメントシステム)などのサブシステムを、 ビルの管理形態に応じて自由にネットワーク上に配置できます。

  4. 高い信頼性
     最小規模の危険分散に加え、ヒュマンインタフェースに産業用パソコン、 産業用パネルコンピュータを採用し、幹線LANであるEthernetの二重化、 GW(ゲートウェイ)の二重化にも対応しており、 24時間稼動するビルにも対応できる高い信頼性を提供しています。

  5. オープン化とライトサイジングの実現
     ヒューマンインタフェースにパソコン、 OSにWindowsNT、幹線LANにEthernet、 支線LANにLonWorksと、業界標準システムを採用し、 システムのオープン化を図るとともにライトサイジングによるコストパフォーマンスの向上も実現しています。

  6. 操作性・表現力豊かなオペレーション環境
     ヒューマンインタフェースのOSにWindowsNTを採用し、 MFC(マイクロソフト・ファウンデーション・クラス)を利用することで、 マルチウィンドウ・マルチメディアによる表現力豊かなオペレーション環境を実現しています。

  7. インターネット技術によるテナントサービスの向上
     BUILDAC・WWWサーバをビル内のイントラネットに接続することで、 テナントのパソコンから容易に空調残業予約や室内の温度設定が行え、 また、管理者からのお知らせも伝えることができ、テナントサービスを向上しています。


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