世界最小の256メガビットNAND型EEPROMの商品化について

1998年10月19日

 当社は、0.25ミクロンの微細加工技術に加え、 素子間に溝を設け素子分離を行うSTI(Shallow Trench Isolation)技術を用いることで、 世界最小約130mm2のチップサイズの業界最大容量256メガビットNAND型EEPROM (電気的一括消去・再書き込み可能な読み出し専用メモリ)を商品化し、 本日からサンプル出荷を開始します。

 現在NAND型EEPROMはファイルメモリ用途として、 電子スチルカメラの画像データ用記憶媒体、メモリカード、 半導体ディスク等に幅広く使用されており、 特に最近ではカメラの高画質化や半導体ディスクのHDD代替え等に対応して、 大容量化の需要が増加しています。 また、音楽市場でもMDから半導体メモリへの置き換えを狙った製品が登場しており、 今後は同市場からも大容量NAND型EEPROMの需要が高まるものと予想されています。

 今回商品化した256メガビットNAND型EEPROMは、 パッケージとして小型フラッシュメモリカードのスマートメディアとTSOPパッケージがラインアップされています。

 また、現在量産中の64メガビットチップを2個搭載したスマートメディアやスタックタイプ型TSOPと同じ技術を使用した、 512メガビット(64メガバイト)製品の商品化も来春予定しています。
 512メガビット製品は、150万画素クラスのデジタルカメラにおける高画質化に対応するとともに、 カード市場では特にATAカードで1ギガバイト容量を実現することでHDDの置き換えが可能となります。 さらに音楽メディアとしてはCD1枚分の録音が可能となり、 新たな音楽市場を開拓できる製品になります。


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