自治体における多目的利用に最適なICカードの発売について 1998年10月22日
当社は、メーカー間での仕様共通化を実現しているJICSAP仕様*1を採用することで、 住民票や印鑑証明の発行など自治体における公共性の高い広域的な利用に適しているICカード「CZ-3040」を商品化し、 本日より出荷を開始します。 新製品は、全銀協仕様*2やEMV*3仕様にも対応しており、 必要に応じて金融機関のキャッシュカードやクレジットカードとの一体利用もできる多目的ICカードです。 JICSAP仕様は、異なるメーカー間でのカード内部の命令体系が統一されており、 発行規模が大きく複数メーカによる安定供給が望まれる公共向けカードシステムでは不可欠な仕様です。 また、新製品は、暗号方式として公開鍵暗号方式*4と共通鍵暗号方式*5を併用し、 高セキュリティを実現しています。 さらに、暗号処理専用プロセッサ(コ・プロセッサ)を採用することで、 公開鍵暗号処理方式の処理時間を短縮しているほか、共通鍵暗号方式において、 非常に解読難度の高い3(トリプル)DES*6を採用しています。 なお、本製品は保険証として熊本県八代市で利用されるほか、行政サービス用として岐阜県益田郡において利用されることが決まっています。 八代市においては、カードを保険証として利用することで患者の氏名などの基本情報や検診情報の効率的な管理を可能にするほか、 益田郡では役所や公共施設での住民票など、各種証明書の自動発行サービスに利用されます。
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