東芝と凸版印刷、電通によるインターネット情報検索サービスの合弁会社設立について

1998年11月16日

株式会社 東芝
凸版印刷株式会社
株式会社 電通

 株式会社東芝と凸版印刷株式会社、株式会社電通の3社は、 東芝が今年6月に始めたインターネット情報検索サービス「フレッシュアイ」(http://www.fresheye.com)*1について、 本格的な事業展開を開始するとともにポータルサイト*2としての地位の確立を目指すため、 共同で「株式会社フレッシュアイ」を12月1日付けで設立します。
 フレッシュアイ(http://www.fresheye.com)は6月のサービス開始以来、 他の検索サイトではできない12~24時間前に新規にオープンしたり更新されたWebページの検索ができるなどの優位性をもって東芝が単独で運営してきましたが、 今般、新たに2社の参加をえて合弁会社を設立しサービス基盤の強化を図るものです。

 新会社では、インターネット関連技術を持つ東芝と出版社をはじめとするコンテンツ業界と密接な関係のある凸版印刷、 そして、メディア業界に精通した広告代理店である電通の3社がそれぞれ得意とするノウハウを結集し、 「フレッシュアイ」(http://www.fresheye.com)による検索サービスを提供します。

 各社の役割については以下のとおりです。

(1)東  芝: 検索技術および情報フィルタリング技術などの日本語情報処理を中心としたインターネット関連技術の開発と提供を行うとともに、 事業運営の主導的立場を担います。
(2)凸版印刷: コンテンツ配信ビジネス「ネットエージェント」*3をはじめ、 これまで同社が育成してきたインターネットコンテンツを優先的に新会社へ提供することで、 「フレッシュアイ」(http://www.fresheye.com)のコンテンツ支援を行います。
(3)電  通: サイト運営ノウハウやインターネット広告ビジネスにおける一般的ノウハウの提供を行うなど、 プロモーション戦略を展開しヒット率を向上できるよう支援するほか、 広告添付率の向上が図れるよう同社の顧客に対し積極的に広告掲載を提案していきます。

 新会社は、来年4月には1日平均100万ページビュー*4の達成を目標とし、 広告媒体としての価値を高めていくことで、 2001年には広告収入やその他サービス収入などで10億円の売上高を目指します。

*1: 従来のフレッシュアイのURLは、 「http://fresheye.toshiba.co.jp」ですが、本日から「http://www.fresheye.com」に変更します。
*2: ポータルとは入り口を意味し、 インターネットに接続する際に最初にアクセスされるWebサイトのことです。
*3: 凸版印刷が運営する日本初の本格的なコンテンツエージェントビジネス。 エージェントとして、人気ホームページ製作者や著名人、 出版社などの確実にヒットが見込める優良コンテンツの配給権をもち、 常時50本以上の優良コンテンツをストックしています。
*4: ページビュー数はインターネット利用者がクリックしたページの数。 テレビの視聴率と同様に広告掲載料の基準となります。


インターネットポータル事業の現況
新会社の概要
「フレッシュアイ」の概要


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