フラットテレビ「FACE」シリーズの新製品の発売について

1999年1月29日

新開発の「デジタルミリオンプログレッシブ回路」を搭載

 当社は、映像信号を当社従来比で約2倍、色信号を約4倍に高密度化させることで、 信号を構成する点を約100万に増やして鮮明で高精細な映像と色彩の表現ができる「デジタルミリオンプログレッシブ回路」 を搭載した32形フラットワイドテレビ「32Z5P」など2機種を商品化し、 3月16日より順次発売します。

 新開発の「デジタルミリオンプログレッシブ回路」は、 映像信号の密度を従来*1の縦(垂直)方向に加えて横(水平)方向にも約2倍にするとともに、 色信号も映像信号と同じ密度(当社従来比約4倍)に向上することで、 信号を構成する点を約100万に増やして鮮明で高精細な映像と色彩の表現を可能にしています*2。 あわせて、画質の鮮明さを落とさずにテレビ信号やビデオテープ上のノイズを低減させることのできる3次元DNR回路を搭載し、 よりきれいな映像を実現できます。

 また、専用アダプターを接続させることで、 2000年以降のBSデジタル放送や地上波デジタル放送の開始に伴う高画質映像にも対応することができるとともに、今回、 デジタル放送受信専用アダプターやDVDなどの高画質メディアを直接接続することのできるD端子*3を2系統搭載しています。 これにより、高画質なデジタル映像をそのまま忠実に再現させることができます。

 さらに、当社独自のコンパクト設計を採用することにより、 新製品の32形テレビ「32Z5P」では画面のサイズはそのままに、 従来の28形テレビと同等クラスの横幅を実現しています*4

*1: 97年10月に発売した「32HD7XD」より採用したデジタルプログレッシブ回路。
*2: 新開発の「デジタルミリオンプログレッシブ回路」では、 映像信号・色信号をともに1820分割処理し、 より鮮明な映像表現と色彩表現の両立を実現しています。
*3: D端子は、98年度に社団法人 日本電子機械工業会にて新しく制定された業界統一の接続端子です。
*4: 従来機種「28Z1P」(98年5月発売の28形フラットテレビ)の本体横幅76.6cmとの比較。
新製品の「32Z5P」「28Z5P」ともに、 本体の横幅を当社従来比で約10%削減しています。


新製品の概要
新製品の開発の背景
新製品の主な特長
新製品の主な仕様について
お問い合わせ先


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。