開発の背景とねらい

 NAND型フラッシュメモリは、当社が独自に開発したファイルストレージ用メモリです。 電子スチルカメラの画像データ用や半導体ディスク、 携帯情報端末のデータ蓄積用としての需要が拡大しています。 特に小型フラッシュメモリカードである「スマートメディア」は、 デジタルスチルカメラ用に広く採用されており、 現在128メガバイト品までの仕様が確定しています。 64メガバイトの「スマートメディア」1枚には、メガピクセルクラスの静止画で100枚程度、 音楽では1~2時間の録音が可能です。 最近では、音楽市場でもMD(ミニディスク)からの置き換えをはかった商品が登場し始めています。 この音楽用途での市場拡大には、優良なコンテンツの流通が不可欠ですが、 その前提として著作権を保護する仕組みが必要となります。 当社は、こうしたニーズに対して、不正コピー防止システムの実現を容易にするために記憶媒体側の対応として、 チップに固有の識別番号を付与したフラッシュメモリを開発・商品化するものです。


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