34形のフラットテレビ「FACE」の発売について

1999年3月25日

輝度信号2倍、色信号4倍の高画質映像回路の搭載によりデジタル放送に対応

 当社は、輝度信号を当社従来比で2倍、色信号を4倍に高密度化させることで、 映像信号を構成する点を約100万に増やして鮮明で高精細な映像と色彩の表現ができる「デジタル・ミリオン・プログレッシブ回路」 を搭載した34形フラットテレビ「34Z5P」など5機種を商品化し、 4月16日より順次発売します。

 「デジタル・ミリオン・プログレッシブ回路」は、 映像信号を従来*1の縦(垂直)方向に加えて横(水平)方向にも高密度化(当社従来比2倍) するとともに、あわせて色信号も輝度信号と同じ密度(当社従来比4倍)に向上することで、 信号を構成する点を約100万に増やして鮮明で高精細な映像と色彩の表現を可能にしています*2。 あわせて、画質の鮮明さを落とさずにテレビ信号やビデオテープ上のノイズを低減させることのできる3次元DNR回路を搭載し、 よりきれいな映像を実現できます。

 また、専用アダプターを接続させることで、 2000年以降のBSデジタル放送や地上波デジタル放送の開始に伴う高画質映像にも対応することができるとともに、 今回、デジタル放送受信専用アダプターやDVDなどの高画質メディアを直接接続することのできるD端子*3を搭載しています。 これにより、高画質なデジタル映像をそのまま忠実に再現させることができます。

 さらに、当社独自のコンパクト設計を採用することにより、 新製品の34形テレビ「34Z5P」では画面のサイズはそのままに、 従来の29形テレビ*4と同等クラスの横幅を実現しています。

 あわせて、リモコン待機電力約0.18Wや主電源オフ時ゼロワットなどの8つの省エネ機能*5を搭載しています。 今後、当社はフラットスーパーブライトロン管を搭載した平面テレビ「FACE」シリーズの全機種において、 これらの省エネ機能を展開していきます。

*1: 97年10月に発売した「32HD7XD」より採用したデジタルプログレッシブ回路。
*2: 「デジタル・ミリオン・プログレッシブ回路」では、輝度信号・色信号をともに1820分割処理し、 より鮮明な映像表現と色彩表現の両立を実現しています。
*3: D端子は、98年度に社団法人 日本電子機械工業会にて新しく制定された業界統一の接続端子です。
*4: 29形の従来機種「29BS95」(91年発売)の本体横幅80.0cmとの比較。
*5: リモコン待機電力0.18Wは「34Z5P」のみ。8つの省エネ機能は98年9月発売の「32HD3ZG」より採用しています。


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