プラントなどの制御系の情報管理システムを容易に構築できる新コンセプトについて 1999年4月26日 情報系と制御系のネットワークを、 新しい分散型の情報管理接続ユニット「HEXABINE(ヘキサバイン)」で統合
当社は、生産現場での操業状況やプラントの運転監視などの計測情報等を管理する「制御系ネットワーク」とイーサネットなどの「情報・通信系ネットワーク」を容易に統合し、 パソコンのWebの画面上で制御系の情報を管理することが可能な総合管理システムの構築ツールである「Enhanced Network Computing(ENC)」のコンセプト提案を、本日から開始します。 新しいコンセプトは、知的分散型の制御ネットワークシステム技術であるLonWorks(ロンワークス)*1とプラットフォームに依存しないオブジェクト指向言語であるJavaを組み合わせたオープンなシステムを構築するための枠組みです。 「HEXABINE(ヘキサバイン)」は、通信コントローラを搭載した、新開発の高機能LSI 「32ビットRISCマイコン」とJava を搭載した産業用ネットワークコンピュータの役割を持ったユニットで、 制御情報を分散管理するための知的なローカル・サーバとしての役割をはたします。制御系ネットワーク上の計測情報等の保管や処理ができるほか、 イントラネット経由で別のユニットやセンターサーバにデータを送る働きをします。 これにより、運転監視のほか生産現場の省力化や自動化、生産情報などの収集などが実現できます。 新しいコンセプトではオープンな知的分散型制御ネットワークを構築するため、従来、主流であったクローズドな集中管理型のネットワーク構築に比べ、オープンなLONを使った充実した開発環境の下でシステム構築をすばやく簡単に行うことができます。 加えて、システムの拡張も「HEXABINE(ヘキサバイン)」を含んだ制御ネットワークを増やすだけで簡単に行うことができます。
|
プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 |