デジタル家電機器用の光トランシーバの開発について 1999年7月8日
当社は、伝送速度125Mbps、伝送距離20mの全二重(双方向)光通信が可能なデジタル家電用の光トランシーバ(*)「TODX2401」の試作品を開発し、 13日から幕張メッセで開催される「インタオプト99」に出展します。 なお、サンプル出荷を来秋から開始します。 本開発品は、当社や松下電器産業、 ソニーなど7社が設立したデジタル家電機器向けのプラスチック光ファイバ(POF)用コネクタのコンソーシアムで提案されている新SMI(Small Multimedia Interface) の光コネクタに対応した業界で初の光トランシーバです。 同コンソーシアムは、高速大容量データ転送が可能なPOF用コネクタをデジタル家電機器用に普及させるため、 現在標準化されている「PN型コネクタ(外形寸法:20.322.78.5mm)」の形状を半分程度に小型化する共通仕様の策定を目的に6月に設立されたものです。 コネクタの小型化により、接続性が容易になるとともに、デジタル家電機器自体が小型化でき、 さらに小型光コネクタを高密度配置することにより、 一つの機器に接続できる端末数を増加させることができるため、 デジタル家電の家庭内ネットワーク化の普及促進をはかることができます。 (*)光トランシーバは、AV機器をはじめとしたデジタル家電などにデータ入出力口として備付けられ、 他の機器とデジタル情報を高速で交換します。 電気信号を光信号に変換する光送信部と、 光信号を電気信号に変換する光受信部が一体となった光通信用モジュールです。 光コネクタと呼ばれる接続部分を介して光ファイバとつながります。
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