パプア・ニューギニア国際空港管制システムの受注について

1999年7月12日

 当社は、パプア・ニューギニア政府からポートモレスビー国際空港の管制システムを受注し、 本日、現地において契約を締結しました。

 今回当社が受注したプロジェクトは、パプア・ニューギニアの首都に位置するポートモレスビー国際空港の着陸誘導装置などの航法援助機器や航空管制機器、 滑走路照明機器などの更新および新設とトータルシステムの構築で、 当社がフルターンキーで担当します。
 本プロジェクトは、日本政府の円借款を資金とするもので、受注金額は、 総額約20億4,000万円です。
 なお、今回のプロジェクトのスケジュールとしては、本年8月上旬に着工し、 2000年末に完工する予定です。

 ポートモレスビー国際空港は、パプア・ニューギニアにとって国際的な玄関口ですが、 着陸誘導装置をはじめとする機器・システムの老朽化が進んでおり、 航空機の離着陸の安全性を高めるために早期の設備更新が求められていました。 今回の改修プロジェクトは、これらの要求に対応して空港内の管制設備・システムを更新するもので、 現状の空港を運用させながらの施工となるため、高度な技術力と豊富な経験が必要となります。
 当社はこれまで、エルサルバドルやボリビア、マラウィ、フィリピンなど世界各地で長年にわたって空港システムの施工を手掛けており、 本プロジェクトでは、これらの実績やシステムインテグレーション力が高く評価されたものです。

 当社は、今後も世界各地の空港管制システムの分野においてシステムインテグレーターとして事業拡大を図っていきます。

 なお、今回のプロジェクト受注に関して、日商岩井株式会社の協力を得ています。


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